【このままだと消える】焼き牛丼の『東京チカラめし』が衰退した7つの理由 (2/3ページ)
「調理が遅い」というクレームの対応するべく、レシピの変更を余儀なくされたのであれば、完全に間違った選択をしたといわざるを得ない。クレームを解決するため味を犠牲にする飲食店ほど、本末転倒なものはない。
この仕上がりにOKを出した商品開発者の舌がバカになってしまったのではないかと、心配になるほどである。商品開発者は、味覚をおかしくするレプチンの分泌量が多いのではないだろうか?

4. 揚げ物が改良されなかった
揚げ物のクオリティはオープン当初から最悪だったが、いま現在も改良されることなく最悪なままである。どうしてそんなに油っこい仕上がりにできるの? と疑問に思うほどで、ラーメン二郎のこってりギトギトラーメンが好きな記者ですら「食べれば食べるほど旨味のない油が染み出てくる。これは勘弁してほしい」と言っていたくらいである。
5. 他店でも出せる味になった
現在の『東京チカラめし』は、自身なりに商品開発に力を入れ、新しいメニューをどんどん出している。しかし、豚丼も何もかも「別にここで食べなくてもいいよな」と思える味。わざわざ『東京チカラめし』に行って食べる味ではないのだ。
吉野家や松屋にはそれがある。吉野家の牛丼と味噌汁が食べたい、松屋の牛焼肉定食が食べたい、サンボの甘ったるい牛丼が食べたい、そう思わせる何かがある。しかし『東京チカラめし』にはない。家で食べるのと、たいして変わらない魅力なのだ。焼き牛丼が滑落したいま、『東京チカラめし』の命綱を握っているのはどのメニューなのか、どなんなメニューなのか、考えるべきである。