雨水管理の「グリーンインフラ」建築プラン (1/2ページ)

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雨水管理の「グリーンインフラ」建築プラン

上着が必要ないほど暖かい日が増え、突発的で局地的なゲリラ豪雨に注意が必要な季節が近づいている。こうした雨水の効果的な処理は地域コミュニティを守るために不可欠な取り組みとなっており、先進国も含め大きな課題となっている。大量の雨水は川や湖を汚染することで人間の健康や環境にとって脅威となり、下流域では甚大な洪水被害をもたらす危険性があるのだ。

近年では、土壌や植物など自然の仕組みを積極的に街づくりや建築プランに活かした『グリーン・インフラストラクチャー』の重要性が取りざたされているが、雨水処理でも幅広い導入が期待されている。アメリカではつい先日、学生チームがこの分野におけるグリーンインフラのデザインを競わせる『キャンパス・レインワークス・チャレンジ』2014年度受賞者が発表された。


■ 雨水をマネージメントするグリーンインフラの設計プラン

アメリカ環境保護庁(EPA)が主催し、今年で3回目となる『キャンパス・レインワークス・チャレンジ』は、学部生および大学院生のチームが、キャンパス内で雨水をマネージメントするグリーンインフラの設計プランを競わせる年次コンペ。参加チームは、大学コミュニティや環境のためになる自然を利用したプランをデザインし、優れたプランには賞が与えられるという。

コンペはマスタープラン部門、実証プロジェクト部門という2つのデザインカテゴリーで実施。マスタープラン部門では、キャンパスの広範なエリアでグリーンインフラがどのように組み込まれているかが、実証プロジェクト部門ではキャンパス内の特定の場所での設計案が審査される。


■ 雨水が『トリートメント・トレイン』に流れ込むよう方向づけ

実証プロジェクト部門で最優秀賞を受賞し、高く評価されているのがメリーランド大学カレッジパーク校のチーム。彼らのデザインは、大学内のメモリアルチャペルに隣接する7エーカーの敷地に焦点を当てたものだ。この敷地は沈殿物が過剰なほどあふれ、水浸し状態であることが問題となっている。

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