雨水管理の「グリーンインフラ」建築プラン (2/2ページ)

FUTURUS

隣に位置する駐車場から流れてくる雨水を集め、処理する方法を検討したチームは、既存の雨水管の利用を中止し、一年間の降雨に100%対応できるグリーンインフラの『トリートメント・トレイン(複数の方法を用いて行う一連の雨水処理)』に流れ込むよう方向づけることで一帯をリデザインする案を提案。

このデザインでは従来型の芝生エリアを、レインガーデンや階段状の植え込み、浸透池、さらには植物や微生物を利用して雨水の量や水質をコントロールする『バイオリテンション(Bioretension)』の仕組みを導入した、草地のような新たな景観に置き換えている。一帯は、花粉の媒介者や有益な昆虫種の棲みかであり、かつ課外授業や大学を訪れた人が観照するのにふさわしい、静かな場所になるということだ。

なお、実証プロジェクト部門の2位はニューヨーク市立大クイーンズ校、マスタープラン部門の最優秀賞はイリノイ大学シカゴ校、2位は同大学アーバナ・シャンペーン校のチームが受賞した。地域環境に多様な利益をもたらすグリーンインフラへの取り組みは、今後さらに大きなものになっていくのではないだろうか。日本でも運動が広がっていくことに期待したい。

「雨水管理の「グリーンインフラ」建築プラン」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る