課題解決ゲーム「インバスケット」を行うと高められる10の能力 (2/2ページ)
■9:生産性
限られた時間のなかで、効率的に多くの案件を処理する能力。
■10:優先順位設定
業務の重要性を考慮して、処理すべき案件の順番を考える能力。
これらについて、各個人の正確なデータが割り出せるからこそ、部下の能力を知り、効果的に働いてもらうためのツールとして注目されているというわけです。
さらに本書では新たに、行動を点数化する「スコアリング」も取り入れられているため、インバスケットの効能をより活用することが可能。「結果を出す人」に共通する思考と行動プロセスをより的確に学べます。
具体例も数多く紹介されており、とてもわかりやすい内容。部下を持つ人は、きっと円滑なコミュニケーションのヒントがつかめるはずです。
(文/印南敦史)
【参考】
※鳥原隆志(2015)『ビジネス偏差値 70の人の答え 40の人の答え』朝日新聞出版