箱根よりヤバイ!?噴火の予兆と言われている“火山性微動”を蔵王山で感知…

Amp.

箱根よりヤバイ!?噴火の予兆と言われている“火山性微動”を蔵王山で感知…

5月17日、仙台管区気象台は、蔵王山で地下のマグマや水蒸気などが移動して起きる“火山性微動”を感知したと発表しました。 この揺れは、午前8時18分ごろから約1分40秒続きました。 観測されたのは、先月23日以来約1か月ぶり。同気象台は「微動は比較的小規模で、山の膨張などの異常は確認されていない」としています。

“火山性微動”って…?

“火山性微動”とは、マグマや水蒸気が火山の地下を移動したり,沸騰して気泡が発生することなどによって起こる地表の微弱な振動のことです。

噴火に先行することも多く、噴火予知の立場からは特に重要とされています。

“火山性地震”と“火山性微動”の違いって…?

今、日本では箱根山に火口周辺警報が発表されており、火口周辺に影響を及ぼす噴火の可能性が示唆されていることが、話題になっています。
4月26日から大涌谷付近を震源とする“火山性地震”が増加しており、5月5日には箱根湯本で震度1を観測する地震が3回発生しました。

この箱根山で起こっている“火山性地震”と蔵王山の“火山性微動”…
その違いは、一体何なのでしょうか?

“火山性地震”は、火山体およびその近傍で発生する地震の名称で、地下でなんらかの破壊現象が起きることで発生すると考えられています。
一方“火山性微動”は、地下のマグマやガス、熱水など流体の移動や振動が原因と考えられています。

なので、マグマやガスなどが活動している“火山性微動”の方が、危険だと言われているのです。

蔵王山では今後、小規模な噴火が発生する可能性があります。
想定火口域(馬の背カルデラ)から概ね1.2kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

出典: 気象庁

現在、蔵王山付近での地殻変動観測では、特段の変化はみられません。
しかし、依然として警戒を怠ることのできない状態であり、気象庁からも、注意喚起がされています。

「箱根よりヤバイ!?噴火の予兆と言われている“火山性微動”を蔵王山で感知…」のページです。デイリーニュースオンラインは、生活の知恵ニュース社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る