吉田豪インタビュー企画:爆笑問題・太田光「逆に言うと、いまネットがなくなったら俺は生きていけない」(2) (4/4ページ)

デイリーニュースオンライン

不謹慎なイタズラ心はなくならないけど、反省してます!

太田 逆に言うと俺はそれはもうできないし。だからっていうことじゃないけど、それとは別にまたイタズラ心みたいなのはあるんでしょうね、きっと。やっぱりちょっと葬式の席でおちゃらけたくなる不謹慎な気持ちみたいなものはずっと……治らない。

──でも、思ったよりも地雷は踏んでない気はしますよね。

太田 どうなんだろう? どこからが大問題なのか。でも、やっぱり思わぬところに地雷がありますね。たとえば『アナ雪』(アナと雪の女王)を気持ち悪いって言ったときに、俺は全然何か問題になるとは思ってなかったんだけど、意外と女性団体とか、ああいうところが……。

──ああ、『アナ雪』はそういう層が支持したくなる作品でしたからね。

太田 そうそう。しかもあのときはみんなで一緒に歌おう企画みたいなのを茶化したときに、「ブスばっかりが歌ってた」とか言ったら大変なことになったらしくて……。

──うわ~(笑)。

太田 全然そんなの予期してなかったし、危ないことを言ってる意識すらなかったから。ましてやウォルト・ディズニーなんて何を言われたってビクともしないもんだと思うけど、でもやっぱりディズニーと女性っていうのは二大タブーなんだよね、じつは。意外なところにありますよ。

──そういうときって反省はするんですか?

太田 しますよ! もう反省の日々ですよ!

──同じ失敗は繰り返さない、と。

太田 そのつもりではいるけど。でも温水さんの話じゃないけど、気がついてないからね。そういう事故はしょうがないよ。……しょうがないって言うのもアレだけど。これからもあるんだろうね……あるんだろうねって言うとヤバいか。

──今後はないようにしていきたいです、と(笑)。

太田 本当にそうです!

<次回に続く>

プロフィール


爆笑問題

太田光

太田光(おおたひかり):1965年、埼玉県出身。1988年に大学の同級生の田中裕二と爆笑問題を結成し、時事問題も取り込んだ漫才で人気を獲得。テレビ、ラジオなどで活躍する他、著書も多数。爆笑問題としての著書だけでなく、太田個人で『マボロシの鳥』などの小説も発表している。近著は爆笑問題と映画評論家・町山智浩との共著『自由にものが言える時代、言えない時代』。6月3日には毎年恒例の時事ネタ漫才ライブのDVD『2015年度版 漫才 爆笑問題のツーショット』をリリース。

プロフィール

プロインタビュアー

吉田豪

吉田豪(よしだごう):1970年、東京都出身。プロ書評家、プロインタビュアー、ライター。徹底した事前調査をもとにしたインタビューに定評があり、『男気万字固め』、『人間コク宝』シリーズ、『サブカル・スーパースター鬱伝』『吉田豪の喋る!!道場破り プロレスラーガチンコインタビュー集』などインタビュー集を多数手がけている。また、近著で初の実用(?)新書『聞き出す力』も大きな話題を呼んでいる。

(取材・文/吉田豪)

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