おそらく日本で一番美味しいスリランカカレーの名店 / マリーアイランガニー (2/3ページ)
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渋谷駅
・濃厚でありながら爽やかな後味
とはいえ、食欲に負けてエアーズロックを崩してライスとともに食べるのだが、いやはや、まいった。崩壊するとともにどんどん流れ込む肉汁のウェーブ。それが無数に作用しあうスパイスと混ざり合い、濃厚でありながら爽やかな後味を生む。
しかもこのスパイスの調合、今まで食べてきたカレーの「どれとも似ていない」。組み合わせるスパイスの種類が独特なのはもちろんのこと、極めて精細に計算されたスパイスのバランス。これが、唯一無二の感動を生むのだ。
・心の琴線に触れるスパイス
ライスの炊き加減も絶妙だ。カレーをスプーンですくうと、粘度の高い部分とサラサラの部分が共存しているのがわかる。ライスの深部にサラサラとスパイシーなカレーが流れ込み、ダブルパンチで濃厚ドロドロカレーがライスをカバーする。
ほどよい硬さの米粒が弾けるたびに、スパイスと豚肉の旨味が幸福神経を刺激する。心の琴線に触れるスパイスがそこにある。