【アニメキャラの魅力】ビバップ号のオーナー!スパイクの良き相棒「ジェット・ブラック」の魅力とは?『カウボーイ・ビバップ』 (2/2ページ)
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カウボーイという大人になり切れない「ならず者」達の中において、ジェットは「物分りの良い大人」の立ち位置なのです。
例えば、第10話「ガニメデ慕情」では、「ジェット」の過去について初めて言及されています。「ジェット」の故郷ガニメデにビバップ号が立ち寄った際、「ジェット」はかつて一緒に暮らし、ある日忽然と彼の前から姿を消した女性「アリサ」と再会します。「アリサ」が何故自分から離れていってしまったのかを知ろうとする「ジェット」。しかし「アリサ」は既に若い男と付き合っており、その男のために破滅的な道を辿ろうとします。そして、かつて愛した女性と今の男を「ジェット」は厳しく追い詰めるのです。その厳しさこそ、「ジェット」にとっての「アリサ」への優しさ。物語のラストで、止まってしまった時計をガニメデの海に投げ捨てる彼の背中は、寂しそうではありますが、哀愁と共に「ジェット」のあらゆる物事に対する潔さを感じさせてくれました。
■喰らい付いたら離さない「ブラックドック」と呼ばれた警察官
また、「ジェット」はカウボーイになる以前、I.S.S.P.と呼ばれる警察組織で働いていました。彼の右腕が義手なのは、その頃のとある事件のせいで、第16話「ブラックドック・セレナーデ」でその過去が明かされます。この16話に対する次回予告は「ジェット」が一人で担当し、こう言います。
「子供は見ない方が良い。女性もよした方が良い。それに、若い男も見ない方が賢明だ。次回『ブラック・ドック・セレナーデ』・・・オヤジだけは見てくれ」
なんでしょう、この次回予告は。カッコいいにも程があります。警察時代、喰らい付いたら離さない「ブラックドック」と言われたジェットは、この16話で再び警察時代の相棒と、彼が最後まで捕まえようとしていた凶悪犯罪者に出会います。かつての相棒ファドと共に、彼の右腕を奪った殺し屋ウダイを追い詰めるジェット。あの日、彼の左腕を奪ったものは何だったのか、そんな過去の真相と因縁への決着を付けることになります。
警察を辞め、カウボーイとして生きる彼の中には、やはり今でも警察官としての「流儀」が滾っているのだと分からせてくれる、ビバップの中でも最高に渋い話になっています。
個性の強いビバップ号の面々の中では決して主張も強く無く、どちらかといえば無茶ばかりするスパイクやフェイを窘める立場である「ジェット・ブラック」。そんな彼の姿は、まるでビバップ号メンバーの「保護者」のようにも感じられます。自身を古いタイプの人間であると自覚しながらも、その不器用さを曲げることなく、自分の「流儀」を背中で語る。「ジェット・ブラック」はそんな渋くてカッコいいオヤジなのです。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:サイコロ親分(キャラペディア公式ライター)
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