日仏中、食の三国同盟が遂に成し遂げた最高のカツ丼は高円寺の中華『七面鳥』にあり (2/3ページ)
おフランスの仔牛のコートレットが日本に伝わりそれはやがてトンカツへと昇華しました。トンカツは早稲田に伝わり蕎麦屋の三朝庵(御曹司は漫画家の加藤礼次郎先生です)でカツ丼が誕生、カツ丼はその美味しさから日本津々浦々に広がり、やがては洋食屋や中華料理屋さんでも提供されるようになったのです。


・味の出会いと味の冒険
蕎麦屋で出されるカツ丼の煮だれには蕎麦のカエシが使われるように、中華料理屋さんではそれにラーメンのスープが使われます。この少しの差が、二つのカツ丼を全然違うモノに仕上げてくれます。
醤油とミリン中心とは明らかに違う中華スープベースから生まれる味わいは、口に運び咀嚼する度に鼻を抜けるささやかな鶏ガラと出汁の風味が新鮮で、でも、それはやがてよく知っているカツ丼へと辿り着いていきます。
カツを綴じた卵の仕上げも同様です。中華だから知っている柔らかさと色気。半熟ではないとろりとしたあんかけの装い。この知っているようで少し知らない食体験、背伸び過ぎていない身近な未知を是非味わって体験してみて下さい。