『ラブライブ!』ついにオリコン1位!「僕たちの奇跡」を成し遂げたμ’sの歩み (1/3ページ)
『 ラブライブ! 』に登場する、キャラクターユニット「μ’s」のベストアルバム『μ’s Best Album Best Live! Collection II』(5月27日発売)が、オリコン週間アルバムランキング(6月8日付)で約8.5万枚を売り上げて1位になりました。
アニメのキャラクターソングがオリコンで1位になるのは、あの『けいおん!』のベストアルバム『放課後ティータイム』(2009年7月発売)、『放課後ティータイムⅡ』(2010年10月発売)以来で、史上2組目の快挙です。
そこまでに至るには長い道のりがありました。
■『ラブライブ!』とμ’sとは
もともと『ラブライブ!』はアニメではなく『電撃G’s magazine』で開始された雑誌企画で、2010年にスタートしました。
μ’sはその世界観の中で結成される、「国立音ノ木坂学院」に通う9人の女性校生たちのユニットです。
ストーリーの流れとしては、この「音ノ木坂学院」が志望者減のため廃校の危機に直面していて、それを撤回させるべく学校の知名度=入学希望者を集めるために、アイドルユニット「μ’s」を結成して、スクールアイドルの大会「LoveLive!」に出場しようというものです。
ストーリー仕立てではありますが、展開として、キャラクターと声優さんを一体化して、両方の人気を呼びこもうとするもので、雑誌企画→CD化→TVアニメ化、ゲーム化、TCG化→そして6月公開の劇場アニメ化という流れです。
■434枚からのスタート
雑誌企画からスタートしたラブライブ!ですが、キャラクター発表、中の声優さん発表を経て発売された1stシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』は初動434枚、オリコン週間167位というスタートでした。
当時は評判以前に知名度がまったくなかったため、そもそもCDが出ていることも知られていなかったというのが現実でした。声優さんも今はみなさん人気になりましたが、当時は知る人ぞ知る→声優人気による売り上げは全くなかったといえます。