『響け!ユーフォニアム』による「ユーフォノミクス」に関する考察(その3、最終回) (2/2ページ)
さらに、実際に演奏したいとなると、騒音問題に直面します。
騒音については、YAMAHAサイレントブラスを使えば解決できそうです。ただし、ユーフォ用のSB-2は生産終了品なので、在庫があるかどうか…楽器店に相談すれば、同等品を紹介してもらえるかもしれません。
これで演奏ニーズをクリアしても、違和感の問題が残っています。「DTMで生音をサンプリングしたい」などと言い張るか、開き直ってフィギュアの一種とみなすか…騒音問題も含め、いっそ楽団に加入しませんか?
■総まとめ…ユーフォノミクスは到来するのか?
これまでの論点を総括すると、「響け!ユーフォニアム」による楽器バブル、すなわち「ユーフォノミクス」は、ユーフォを別格と考えても、すでに吹奏楽や管弦楽の奏者が楽器を買い換える際、折角だから「響け!ユーフォニアム」登場モデルにするという通常+αの需要と、フルートやトランペットなど小型楽器を担当するキャラのファンによる新規需要次第かと思われます。それでも…
私はできると思っていますよ。なぜなら、私たちの中には、多くの猛者がいるのですから。さあ、オタクの実力、見せつけてきなさい。
もちろん「金色のコルダ」「のだめカンタービレ」「四月は君の嘘」のアニメ化でバイオリンやピアノが爆発的に売れたという話は聞きません。
しかしながら、私は選挙のたびに投票した候補者が落選するウラ目属性の持ち主なので、もしかしたら、次の曲…じゃなくて次のブームが始まるかもしれないのです。
(あにぶ編集部/anIORIent asst.)