プリキュアの「ごきげんよう」を読み解く【完結編】~スネ夫のママとプリキュアの意外な関係~ (2/4ページ)

Kotaku

スネ夫のママは実はプリキュアだったんだよ!

なんてわけではなく、お題として投げかけているのはその話し方、口調です。ここでスネ夫のママの口調を再現してみましょう。

「あ~ら、ドラちゃま。ウチのスネちゃまがお世話になって。でも、あの子デリケートだから、しっかりと面倒見てもらわなきゃ困るざますよ」


さて、このスネ夫のママの語りですが、実はこれ。『Go!プリンセスプリキュア』で多用されている「ごきげんよう」と同質の言語である「山の手言葉」であるというのです。

山の手言葉


山の手言葉(やまのてことば)とは、東京の山の手で使われてきた日本語の方言。江戸言葉とともに東京方言を構成する。江戸の上層武家が日常用いた言葉を基盤に、明治時代に成立した。日本語の標準語は中流階層の山の手言葉を母体として形成されたが、標準語と山の手言葉は同一ではない。


敬語表現が非常に発達している。現代の首都圏方言や標準語ではあまり使われない敬語表現(後述)がある。


代表的な表現
・ごきげんよう
出会った時や別れの時に相手の健康状態を伺う意味合いを込めて交わされる。


・ざ(あ)ます
山の手(麹町、番町)に住む婦人などの間で広まった丁寧語。彼女らのような有閑夫人のもったいぶった話しぶりを嘲って「ざあます言葉」とも呼ぶ。「〜でございます」を早口に言った「〜でござあます」がさらに縮まったもの。現在では金持ちや成金、上品ぶった人を表す役割語として使われることがあり、ドラえもん等で使用されている。


・あそばす
「遊ぶ」の未然形に尊敬の助動詞「す」が接続して成立した尊敬語。「ざます」と同様に「あそばせ言葉」(「あそばせ」は「あそばす」の命令形)とも呼ばれる。「おいであそばせ」「ごめんあそばせ」のように、多くは「お・・・あそばす」「ご・・・あそばす」の形で用いられる。

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