【冴え女シリーズ(1)】[ナンパ男は前世の私の王子様?]5話(後半)「かわいいなって思うよ」 (2/3ページ)
本当にそう思ってるの? 私なんかを喜ばせたくて?)
耀司「あ、また警戒してる目」
央美「あなたのセリフって、イケメンも相俟ってどこか嘘っぽいのよね」
耀司「え、オレの顔が嘘っぽいってこと? 整形なんてしてないよ?」
央美「そんな事言ってないわよ」
央美(整形だって言われても驚かないくらい綺麗な顔な事は否定しないけど)
耀司「アンタに言ったことだって全部本心だよ! 100%本心!」
央美「……いいわ、あなたの話、信じてあげる」
耀司「え、ほんと?」
央美「これが宗教勧誘や高額商品の押しつけじゃなくてナンパってこと」
耀司「そこ!?」
耀司「アンタまだこれが得体のしれない勧誘かなにかじゃって疑ってたの?」
央美「うん、でも今はあなたを私みたいな冴えない女をナンパしちゃう奇特な子なんだって、思う事にした」
耀司「また自分の事をそういう風な言い方して……」
央美「だって本当の事だもの」
央美(いくらいいように言われたって、他の人と比べたら見劣りするくらいわかってる。耀司くんは社会人の女性が物珍しいだけ……“前世”なんてもののせいで気の迷いを起こしてるだけ)
耀司「……アンタ、なんかオレに失礼な事考えてない?」
央美「そんなことないわ」
耀司「一応言っとくけど、アンタが自分の事を否定するのは勝手だよ。いや、悲しいからそれも今後は止めてほしいけど。でも、アンタにオレの気持ちを否定する権利はないから」
央美「耀司くん?」
耀司「オレがアンタの事を魅力的だとかかわいいとかかっこいいって言ったのは嘘じゃない。その気持ちまで、アンタの勝手な思いこみでなかったことにしないで。お願い」
央美「ごめんなさい、私そんなつもりじゃ……」
耀司「わかってる。変な事言いだしたのはオレのほう。アンタに逢えた事に喜んで、勝手に気持ちぶつけてるのはオレのほうなんだ」
央美「あなたの気持ちを疑ってごめんなさい。