【冴え女シリーズ(1)】[ナンパ男は前世の私の王子様?]8話(後半)「アンタは何も変わってないよ」 (2/3ページ)
お互いの両親がさ、結婚式は絶対自分のところでって引かなかったから、2回もやったんだ」
央美「結婚式を2回!?」
耀司「すっごく仲がよかったのに、娘と息子の結婚式をどっちでやるかで、物凄い喧嘩になってさ」
央美「そうだったんだ」
耀司「同盟解消寸前までいったんだよ?」
央美「同盟の為の結婚だったのに!?」
耀司「2回やることになったけど、やっぱり1回目と2回目じゃ感動が違うってそこでも揉めてね」
央美「あー、でもなんだかその光景が思い浮かぶわ」
耀司「結局、王様同士がじゃんけんで後先決めて、なんとか収拾がついたんだけど。2回目の結婚式がウチになって、王様……父さんは結構長い間落ちこんでたな」
央美「二回目の結婚式の会場になってもね……」
耀司「アンタの花嫁姿は凄く綺麗だったよ。ドレスはアンタのお母さんの手縫いでね」
央美「銀の刺繍が施されてたドレス?」
耀司「そう! 刺繍が陽の光に反射してキラキラ光って綺麗だったな」
央美「うーん、結婚式の事、思い出せそうで、思い出せない」
耀司「……まぁ、結婚式は周りが感動するもので、当事者は結構バタついててあんまり記憶に残らないっていうしね」
央美「そういうものなのかな?」
耀司「そういうものらしいよ。