客観的な数字で企業をチェック! 就活生向け「財務分析」基本のキホン - 財務諸表の読み方・後編 - (2/5ページ)

左側の給料は、P/Lの 「販売費及び一般管理費」に計上されます(ちなみに、アルバイトであれ正規雇用の従業員であれ販売活動に係る人件費は「販売費及び一般管理費」として計上されます)。右側の「現金10」は本来、B/Sにおいて左側に計上されるべき資産ですが、逆の右側に出てきたということは「マイナス」を意味します。つまり、アルバイトの「給料として」「現金を」10万円支払ったという活動がこの仕訳で示されています。

これまでの活動で、P/Lにおいては「売上60-費用60(仕入50+給料10)」が計上され、利益は「0」となります。一方のB/Sは、左側の資産の部が「現金90(=100-10)」「売掛金60」、右側の負債の部が「買掛金50」、同じく右側の純資産の部が「資本金100」「繰越利益剰余金0」で、左右ともに合計値は150となっています。

ここで、P/Lの部で「利益0」となっている点について、少し会計を知っている人なら「あれ?」と思われたことでしょう。仕入れた商品は50万円分 ですが、売れた商品は仕入れ値で30万円分です。つまり、20万円分は 在庫として残っていることになります。この時点で期末を迎えたとすると、下記のような仕訳がなされます。