新しい体験を与えてくれる犯罪捜査ゲーム『Her Story』 (2/4ページ)
データベースプログラムがすでに表示されており、検索ワードは「MURDER」(殺人)と記入されている状態です。検索ボタンを押すと、4つの事情聴取動画が表示されます。ここからどうするかはプレイヤー次第です。

レトロな画面で捜査を進める
ハンナの話から、場所、名前、物事などなど、検索キーワードとなりそうな単語を集めます。全ての動画は文字起こしされており、トランスクリプトが存在するため、「the」とかいった平凡な単語やフレーズをそのまま検索できます。例えば「murder weapon」(殺人の凶器)などでもOKです。
なお、このレビュー中にどんなキーワードを書くかにはとても気を使っています。このゲームの楽しさは糸口を自分で見つけることにあるのです。
こうしてプレイヤーは捜査を進めていきます。数本の動画を見ると、検索したい単語の山ができたので、検索する度にその単語を消していきました。そして、それぞれの動画には新たな尋問内容が。
気がつけば私は何が起きていたかではなく、なぜ起きたのか? を探し求めるようになっていました。いったいハンナとサイモンの過去に何があったのかが問題になっていったのです。

果たしてハンナは殺っていないのか?
最も印象的だったのは、この作品がノンリニア(※一直線ではない)なゲームであるにも関わらず、そのストーリーがまるでそうなるべく書かれたかのように感じられたこと。
つまり、自分で選んだ順番にストーリーが紐解かれていくのに、まるで自分で選択する術のない探偵ドラマのストーリーのような予期せぬ展開に驚いたのです。