人生を秒で換算してわかった「長いようで意外と短い残りの時間」
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人生
人生80年といいますが、これを秒になおすと、どのくらいの長さになるのでしょうか? 順を追って計算してみましょう。
■人生80年はおよそ何秒なのか
ざっくり算出すると、このようになります。
1時間=3,600秒
1日=8万6,400秒(3,600×24)
1年=3,153万6,000秒(8万6,400×365。※うるう年は考えず)
80年=25億2,288万0,000秒(3,153万6,000×80)
つまり、80年の人生は約25億秒です。長いような短いような……。秒で表したら、そんなものなのですね。
そのうち睡眠時間に1/3ほど使うので、起きている時間は実質16億秒くらいでしょうか。つまり5年=1億秒です。
そして、16億秒の時間を持っているのは赤ちゃんだけですから、実際の残り時間は次のようになります。
もし30歳なら、残り10億秒。40歳なら、残り8億秒。50歳なら、残り6億秒。
長いようでいて、意外に短そうですね。かけがえのない時間を有効に使いましょう。
■寿命がわずか1日の生物も!
ところで、寿命が短い生物といえばカゲロウが有名です。成虫になってから、わずか1日程度しか生きることがありません。
食べものを取る暇も、その必要もないので、成虫には口がありません。1日程度の寿命のなかで、ただ交尾して産卵するだけ。
幼虫時代を入れると半年程度の寿命があるので、全人生(?)で考えると特に短いわけではないのですが。
■1,500年も生きている海綿が
逆に長い方を見てみると、寿司ネタでも有名なムラサキウニの寿命は200年以上。
黒ハマグリの異名を持つ2枚貝のアイスランド貝も寿命が長く、2007年には少なくとも400年以上生きていた個体が見つかっています。
また、南極の海綿動物のなかには、1,500年ほど生きた個体がいました。いまから1,500年前といえば、大化の改新や、聖徳太子が生きていた時代より前。人とくらべると、とんでもなく長生きですよね。
こうして考えてみると、海のなかの生物が長寿だということがわかります。
あのユラユラと揺れているイソギンチャクでさえ、寿命は私たち人間と同じ70~100年ですから、海にはなにか、長寿の秘密があるのかもしれません。
(文/シール坊)