ジャニーズが怒りの反論文「嵐のコンサート変更はファンのため」

デイリーニュースオンライン

ジャニーズネットに掲載された反論文
ジャニーズネットに掲載された反論文

 6月26日、ジャニーズ事務所のオフィシャルWebサイト『Johnny's net』上に、一部報道に対する反論文が掲載された。敵対関係にあるメディアに対しては、一貫して“無視”というスタンスを貫くジャニーズだけに、この対応は「異例中の異例」(スポーツ紙記者)というが……。

現職の国会議員の要請で時間変更?

 該当記事とみられるのは、6月23日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)に掲載された「嵐の宮城公演、開演時間30分繰り上げに松本潤『なんで?』」という記事。9月に行われる嵐の宮城公演『ARASHI BLAST in Miyagi』に関する内容で、非常にアクセスが不便な場所であることから、現職国会議員の要請により急きょ公演のスタート時間が変更になった、というもの。

「最初の発表から1か月ほど経ってから、公演開始時刻が急きょ30分繰上げとなったんです。その理由については明らかになっていませんでしたが、『週刊女性』は衆院議員・大塚高司氏が“帰宅難民”となるファンを気遣い、ジャニーズサイドに開始時刻の繰り上げをはたらきかけたと報じました」(同記者)

 この記事に対し、ジャニーズは以下の反論文を掲載。

「一部週刊誌において、交通アクセス等に数多くの問題があり、そのことについて国会議員の方からご指摘を頂いたことが契機となって、開演時間を繰り上げた旨の報道がなされています。

(中略)開演時間の変更は、ファンの皆様の交通アクセス等や体調に配慮したいというタレントと主催者の希望によるもので、外部の方からのご指摘を頂戴して変更した事実はございません」

 前出のスポーツ紙記者が語る。

「『週刊文春』や『東京スポーツ』など、ジャニーズ事務所は敵対するメディアに対しては、取材に応じることはほとんどありません。熱愛やスキャンダルなど、記事に対してコメントすることがあるとすれば、後追い取材を行ったワイドショーやスポーツ紙に対してのみ。ですが、今回の『週刊女性』に関してはどこも後追いしていない。それなのに、わざわざオフィシャルサイト上で反論を展開するというのは、完全に“異例事態”です」

 あたかも『記事はガセ』と念押ししたいジャニーズサイドの言い分だが、事情を知る制作会社関係者は「確かに宮城県庁の関係者は、東京で大塚議員や関係者、ジャニーズサイドと話し合いの場を設けています」と内情を明かす。

「当初の開始時間が発表された後に、大塚議員の動きがきっかけとなって変更となったのは事実のようです。チケットやポスターなど、時刻が印刷された販促物はすべて作り直しとなって、ジャニーズ側が被った追加料金は3000万円以上と言われています。サイト上でわざわざ記事に反論したことは、この雪辱を敵対メディアに暴露されたことへの“八つ当たり”に見えてしまいます」(同関係者)

 このジャニーズの強気な反論は、

「大人しく『嵐メンバーがファンのことを考えて変更しました』とだけ言っておけばいいものを、ムキになって反論を展開することで、業界関係者は『逆に怪しい』と勘ぐりますよ」(同前)

 というだけに、あまりいい手段とは言えなかったようだ。

 現地ホテルの“争奪戦”、また予定されていた学会の日時変更など、公演前から次々とファンのみならず動かしてしまうニュースが多発しているのは、さすが嵐の貫禄といったところなのだが。

(取材・文/一樹守)

「ジャニーズが怒りの反論文「嵐のコンサート変更はファンのため」」のページです。デイリーニュースオンラインは、マスコミジャニーズ芸能エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧