吉田豪インタビュー企画:作詞家・及川眠子「年収は3000万以上をキープ。でも、元旦那の作った多額の借金を背負っちゃって…」(3)

日本最強のプロインタビュアー吉田豪が注目の人にじっくり話を聞くロングインタビューコーナー。作詞家・及川眠子さんのインタビューも今回が最終回。年収&借金、元旦那さんとのうまくいかなかった結婚生活など、プライベートのお話を赤裸々に語っていただきました!
吉田豪インタビュー企画:作詞家・及川眠子「たかじんはワガママで気が弱いオッサンですよ(笑)」(1)
吉田豪インタビュー企画:作詞家・及川眠子「エヴァンゲリオン主題歌は通りすがりでもらった仕事」(2)
稼いだお金はほとんど元旦那の商売に消えた
──無邪気に本でも年収をちゃんと書いてましたよね。
及川 ああ、そうですね、書けと言われたので。
──そう言われても、普通はなかなかハッキリした額は書かないですよ!
及川 ああ、らしいですね。なんか、「よくやった!」みたいに言われて。「え、みんな言わないの?」みたいな。
──年収の推移がふつうに書いてありますからね。
及川 うん、そんなに変わってないんですけどね、ここ20年とか。
──ここ20年は2000万オーバーって感じみたいですね。
及川 3000万切ったことはないんですよ。パチンコが当たったときに初めて億いきましたね。
──おぉっ!
及川 1年だけですけど。
──本当にパチンコはすごいんですね!
及川 それで税金が5400万ぐらい(笑)。
──ダハハハハ! そして税金も本当にすごい(笑)。なまじ1回当たると地獄を見るってよく言われますからね。知らずに散財してひどい目に遭うっていう。
及川 そうそうそう、ひどい目に遭うの。これか! みたいな。だから自分のお金じゃないんだなって思う。
──1年は使っちゃいけないお金なんですよね。
及川 そうそうそう!
──ボクが取材した人でも、何人もそれで地獄見てますよ。無邪気に使って翌年儲からなくなった頃にドーンときて、それで借金を背負って、みたいな。
及川 いっぱいいますよね、そういう人。
──でも、すごいじゃないですか。
及川 1年だけですけどね。
──いや、年収3000万円キープはすごいですよ!
及川 3000はキープしてますね。でも私、ほとんどトルコにつぎ込んじゃってるから(笑)。元旦那がトルコ人で。で、いま考えるとボンクラ経営者だったんですね。そこにつぎ込んじゃったという。
──最初の結婚がまずあって、それは一瞬で終わって。
及川 半年で終わりました(笑)。
──二度目の旦那さんがトルコの方で。
及川 そう、18歳下のトルコ人。
──それが大変なことになっているみたいなのはTwitterからも垣間見えますよね。
及川 そう、大変なことになってるんですよ。まだ向こうがやってますけどね。
──元旦那さんがストーカー化してるみたいですけど。
及川 それです。いまちょっと治まってますけど、まだわかりません。
──つまり、収入の結構な額がそっちに流れて。
及川 かなり流れましたよ。
──稼いでるようには見えるけど、生活はつつましいみたいですからね。
及川 うん、ふつうの生活です。
──イスタンブールとかに家買ったんでしたっけ?
及川 イスタンブールに家を買いましたね。あとカッパドキアに洞窟を買いましたね、ホテルにしようと思って。
──カッパドキアに洞窟!?
及川 うん、洞窟ホテル作ろうって言って。
──作れるんですか?
及川 作れるんですよ。
──作ったんですか?
及川 まだできてないんです、資金が(笑)。
──ちょくちょくトルコに行ってたみたいですけど、そっちで知り合ったんですか?
及川 2回目に行ったときに知り合ったのかな? 付き合うようになってお互い行ったり来たりしてるなかで、結婚するつもりはなかったんです。ただ外人の場合、こっちに来るときにイミグレーションとか面倒くさいんで、じゃあもう結婚してビザ取ろうかっていう。そこなんですよ、みんな折れるのは。
──ダハハハハ! そしたら大変なことになっちゃったわけですか。
及川 そうなんですよ、結果的に大変なことになっちゃった。
──でも結構長く続いたんですよね、最初の結婚に比べたら。
及川 付き合ったときから計算すると13年ですね。結婚は8年。
──なんでギクシャクしちゃったんですか?
及川 旦那とですか? 向こうが金と女に狂ったんですよ(笑)。
──うわっ! そんな話でしたか(笑)。
及川 そう、気づかないあいだに。
──別居婚だったんですか?
及川 旦那のほうが行ったり来たり婚ですね。私はもうあんまりトルコに行かなくなってたんで、向こうが行ったり来たりしてて。で、旦那が5年前に日本で旅行会社を立ち上げて、それで行ったり来たりしてるなかで、旅行っていいときはものすごく大きなお金が動いちゃうので、全部自分のお金みたいに錯覚するんですよ。でも旅行業って9割が仕入なので。そういうことわかんなくなって、どんどん使っていくうちに資金繰りが大変になって。でも金銭感覚が麻痺してるんで、どんどん使う。こっちでどんどん借金を作る。そうやってグチャグチャになってるときに金目当ての女がピュッと現れて。で、そこの若い女にヒュッといって、みたいな感じですね。
──そこに及川さんのお金も流れて。
及川 流れましたね。「あら●●買ってたの?」みたいな。
──ダハハハハ! 最悪じゃないですか。
及川 そう(笑)。

元旦那で借金7000万円は2年で返したい
──ただ、こう言っちゃあれですけど、ホントに死ぬ気で稼いだお金っていう感じもそんなにしないから、ダメージもそれほどはないんですかね。
及川 うーん……ないです(キッパリ)! たまたま当たって売れたからっていうのもあったし。ただ元ダンナの借金を背負っちゃったんで、それは返していかなきゃマズいなっていう。
──離婚は成立したんですか?
及川 はい、年末に。
──おめでとうございます!
及川 ありがとうございます。みんなに「おめでとうございます」って言われちゃう(笑)。百田さんにブロックされたときも「おめでとうございます」で(笑)。
──ダハハハハ! 差し支えなければ現在の借金総額ってどれくらいなんですか?
及川 7000万。
──うわーっ! でも、その年収なら何年か頑張れば返せるかな、ぐらいの。
及川 2年で返したい!
──7000万の借金をそれぐらい頑張れば返せるって考えられるのは、やっぱりすごいですよ。ヘタしたら首括るぐらいの額ですよ。
及川 ……うん、返せないかもわかんないけど、まあ頑張ろう、みたいな。大変は大変ですけど、頑張るしかないっていう。
──基本、楽観的ですよね。
及川 楽観的というより、あんまりお金に執着してないんだと思います。お金がすべてっていうのはあんまり自分のなかにないかな。
──作詞家になるまではいろんな仕事を転々として、お金に苦労した時期もあったわけじゃないですか。
及川 ええ。でも、あの頃とそんなに生活レベルが変わってない。一番楽しかったのは年収1000万になったときです。なんで楽しいかっていうと、まずスーパーに行ったときに、財布のなかにいくらあるか気にしないでものを買える。
──ああ、すごいわかります。
及川 で、お風呂に入浴剤いれて入るっていう贅沢ができるっていうのがだいたい1000万ぐらいだったんですよ。
──バスクリンじゃねえんだぞっていう。
及川 そうそうそう! で、1ヶ月に何回か美味しいとこでご飯を食べるっていうのが、その頃すごく楽しかったですよ。
──ボクも、買いたいCDを買わずに我慢して、その後それが入手困難になったりの心残りがずっとあったから、本とかCDに関しては買いたいと思ったものを全部買える生活がしたくて。
及川 ああ、私もそうです。私も本とCDは買えるようでいたいなって、それぐらいですね。ほかはブランド品も好きじゃないし、車も持ってなくて。
──ふつう、これだけ稼いでたらガッツリ貯金があるはずなんですけどね。
及川 そうなの(笑)。だからあんまりお金持っちゃダメってことなのかも、貢ぐから(笑)。

まわりの口説きやセクハラに気づかなかった
──ダハハハハ! あと、女性でこうやってある程度売れてると枕営業だって誤解されて、「誰と寝たんですか?」みたいに聞かれる、みたいな話も本に書いてましたね。
及川 聞かれたことありますよ。最近っていうか、もうずいぶん聞かれてないけど(笑)。
──若い頃は。
及川 まだ若い頃は。誰かいまも聞いてくれよ(笑)。
──「たかじんさんと寝たんですか?」みたいな(笑)。
及川 そうそう。「ありえません、私たちふたりとも面食いですから」って言うのに!
──作詞家志望の女の子に「何人と寝たんですか?」って聞かれたんでしたっけ?
及川 そう。「は?」って言ったら、「いや、そういうことしないと……」って、彼女も変な情報を入れられてるんですよね、どっかで。
──業界っていうのはそういうもんだ、みたいな。
及川 そう。だから「そんなことしなくても大丈夫だよ」って。「セクハラされない?」とかもよく聞かれたんですけど、「いや、一度も。セクハラされるの?」って女の子のミュージシャンに聞いたら、「しょっちゅう!」って言われたんで、「えー、いいな」って言っちゃって(笑)。
──全然よくないですよ!
及川 されたことないから、「いいなー」って言ったら、たまたま隣にいた人が、「眠子さん、セクハラされてないんじゃなくて、セクハラされてることに気がつかないんだと思う」って言うの。で、「何されるの?」って聞いたら、「スタジオで通りすがりにスッと腰とかお尻とか触られる」って言うから、「え、それセクハラっていうんだ!」って(笑)。
──それぐらいは日常だ、と(笑)。
及川 それぐらいはあるし、仲いい人だと「てめえ、触るんじゃねえよ!」とか私は言っちゃうから。「スーッと来て、今日ふたりでご飯食べに行かない? とか言われるんですよ」って言うから、「え、それもセクハラ?」って。だってそんなの言われたら、「え、奢り? 奢りなら行くよ」とか言うだけだし。
──ダハハハハ! 完全に中身が雄なんですかね?
及川 たぶん鈍感なんだと思います。こないだも人に言われたのが、「口説いてたのに」「うそ、いつ?」「いやもうずいぶん前だけど」「もっとわかりやすく言ってくれればいいのに!」「いや、俺はドキドキしながら口説いたんだけど」って(笑)。「私なんて言ってた?」って聞いたら、「あっさりスルーした」って言うから、「ごめん、気づいてないんだ」って。
──要は「ふたりで飯行こうよ」っていうのが口説き文句だったパターンもあるんだけど、本人は全然気にしないから「タダ飯なら行くよ」ぐらいの感じで(笑)。
及川 「家に行きたいな」みたいなこととか言われても、「あ、ダメ今日散らかってるから」とか、そうやってスッとスルーしちゃう。それでセクハラされたこともなく、口説かれたこともなく(笑)。
──たぶん人間的にも死ぬほどサバサバした人ですよね。たかじんさんとうまく付き合えたのもそういう性格だったからでしょうけど。
及川 男前って言われますけどね。でも、私は自分でサバサバしてるとは思ってないんですけどね、わりとねちっこいぞ、みたいな。
──ねちっこいところあるんですか?
及川 執念深いですね。仕返ししてやる、みたいな。
──でも、旦那さんとかにそういう感情はないですよね?
及川 ないですね。もう終わったことになっちゃってるから。
──それだけの借金を背負っても引きずらないじゃないですか。
及川 終わりにしたい気持ちのほうが先立っちゃったのと、あとはもうここにこだわっても仕方ないっていうのと、あとは女の場合は簡単ですよ、次の男ができればいいとかがあるから。
──できたんですか?
及川 はいはい(笑)。
──ダハハハハ! おめでとうございます!
及川 ありがとうございます。まあ、そんなもんですよ。
──よく言いますよね、男のほうが引きずるって。元ダンナさんがストーカー化したのもそういうところなんだろうし。
及川 あと、依存が強かったの。私がお母さんになっちゃった部分があったのね。
──旦那さんはメンタル的にもちょっとやられてた感じだったんですか?
及川 かなりやられてましたね。だからもう嫌になっちゃったっていうのもあったので。
──旦那さんが百田さんとフェイスブックでつながったりもしてたんですよね。それで向こうにバラすぞって脅してきたりで。
及川 そうそうそう、だから頭おかしいんですよ。
──ただ、執念深いといいながら、やっぱり切り替えも早いしサバサバしてますよ。
及川 そうですか? 切り替えは早いと思います。引きずっても仕方ないんで。
──仕返しとかってしたことあるんですか?
及川 あんまりないかな。結果的に仕返しになってるっていうか。たとえば元ダンにひどい目に遭わされて、じゃあその仕返しって何かっていうと私が幸せになることだと思うんですよ。そういう方法になりますよね、結局。
──そうですね、よりいい男と楽しい人生を送ってやるっていう。
及川 そうそう、よりいい男と。そんなもんですよ。
──背負わされた借金も屁でもないような感じで返して。その借金で苦しむのが一番ざまあみろな感じになっちゃいますからね。
及川 そうそう。
たかじんやWinkの歌詞は日記のようなもの
──たとえばレコード会社の人に嫌なこと言われて、チクショーみたいなことはなかったですか?
及川 ありますあります。でもそれも簡単なんですよ。売れたら態度変わるんですよ。「俺が育てた」とか言い始めるんですよ(笑)。
──ペーペーの女性作詞家だったら、まあナメた態度取られますよね。
及川 うん。でもそれもひどい目に遭ったっていうのはあんまりないんですね。憎むほどのこともないし。目の前で歌詞を捨てられたりとか、「こんなの書いてたらダメだな」って嫌味言われたりとかはありますけど、そんなひどいのは……べつに手籠めにもされなかったし(笑)。
──たいしたことはない(笑)。
及川 たいしたことはないですね。
──業界の嫌な部分を見ないままで生きてこれたというか。
及川 うん、見てないですね。気づかないのか見てないのか。でもね、売れてる人たちってそんなに見てないと思いますよ。あんまりエグい人たちがいない。売れてる人ってわりとみんなピュアだったり、ドロドロしてない。
──単純にボクが仕事してて思うのが、それこそ枕強要的なものにしても、発覚するのってすごいアンダーグラウンドの世界じゃないですか。あれはそれに相応するメリットを一切提示できない人がやってるからそうやって問題になるんだろうなと思ったんですよ。お互いに得するような状態だったら、たぶんそこまでにはならない。
及川 「あんた誰?」みたいなね。たぶんそうだと思います。
──枕が発覚した人を何人か見ましたけど。
及川 いいなー!
──「いいなー」なんですか(笑)。
及川 枕営業強要されたかった(笑)。あとは昔よくあったのが、アイドルやっててだんだん下がってきたときに、作詞家とか作曲家の先生と寝ろって言われたっていうのが、なんか週刊誌のニュースにもなったでしょ。「私はそうやって強要されました」って。だから作詞家になって、そういうのが来るのかなって思ってたんですよ。
──アイドル崩れが来るんじゃないか、と(笑)。
及川 そう、アイドル崩れが。「先生、この子とお願いします」みたいな(笑)。それがいつか来るかなと思ったら来ない。
──結構成功したけど全然ないぞっていう。
及川 そう、全然来ない(笑)。
──世間で言われているようなおいしい目はないってことですね。
及川 ないですね、そういう部分では。わりと男の作詞家とか作曲家って元アイドルと結婚してますけど、女の作詞家はないですからね。まあ、アイドルも何年もやってられないから、芸能界にいるあいだに婚活するんでしょうけどね。
──秋元康さん然り。
及川 後藤次利さんも奥さんおニャン子ですよね。
──そうですね、再婚で。
及川 再々婚ですよあれ(笑)。
──あれで干されないっていうのがすごいですよね、アイドルに手を出して逃避行して。
及川 そうね、木内みどり。一瞬干されたのが井上ヨシマサ、中山美穂の件で。
──でも、いまちゃんとAKBの曲やってますからね。たしかに男性と女性は違いますね。
及川 全然違うんですよ。女性作詞家で多いのは経営者とか、あとは音楽関係。作曲家とかアレンジャーとかミュージシャンと結婚してる人が多い。
──近い世界のほうが理解されるからいいんですかね。
及川 私、音楽関係ダメですね。妙に闘っちゃうというか、わかり合えすぎる、この業界のなかで。最初の結婚は同じ音楽業界の人でしたけど。
──結果、半年で。
及川 半年で。「私の仕事に口出すな!」になって(笑)。
──自分のそのときの状態って作詞に反映されたりします?
及川 反映されますね。特にWinkやってるときとか、たかじんやってるとき、レギュラーでコンスタントに出してるときは日記代わりになります。Winkなんてもう日記じゃないかっていう(笑)。
──そのときの恋愛事情がそのまま。
及川 そうそうそう。「ああ、不倫してたな」みたいな。
──ダハハハハ! 読めばわかる(笑)。
及川 読めばわかるようになってるの。だから当時言ってましたよ、「及川にあんまり余計なこと言わないほうがいいよ、3ヶ月後には店頭に並ぶから」って。
──ここ最近のゴタゴタが作詞に反映されたりするのかなと思ったんですよ。
及川 蓄積にはなるでしょうね。ただ、「経験をベースに書いてますか?」とかよく言われますけど、逆に忍者になった経験はないですから。経験とか思ったことが自分のなかでストックになっていくんで。イライラさせられる男とか、気持ちが伝わらない男のほうが、後々ネタになってくれますよね。
──すべてプラスに捉えられる人ですよね。
及川 そうそうそう(笑)。ネタになる。
──確実に数年で借金返せそうな気がしますもんね。
及川 返します! ズルズル背負ってたくない(笑)。

プロフィール

作詞家
及川眠子
及川眠子(おいかわねこ):作詞家。1960年、和歌山県出身。1985年に三菱ミニカ・マスコットソングコンテストで最優秀賞を受賞し、応募作の『パッシング・スルー』(歌:和田加奈子)で作詞家デビュー。作詞した作品としてWink『愛が止まらない』『淋しい熱帯魚』、やしきたかじん『東京』、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』主題歌の『残酷な天使のテーゼ』などがある。また、アーティストのプロデュースも手がける他、ミュージカル、アニメ、CMなどにも詞を提供している。
プロフィール

プロインタビュアー
吉田豪
吉田豪(よしだごう):1970年、東京都出身。プロ書評家、プロインタビュアー、ライター。徹底した事前調査をもとにしたインタビューに定評があり、『男気万字固め』、『人間コク宝』シリーズ、『サブカル・スーパースター鬱伝』『吉田豪の喋る!!道場破り プロレスラーガチンコインタビュー集』などインタビュー集を多数手がけている。また、近著で初の実用(?)新書『聞き出す力』も大きな話題を呼んでいる。
(取材・文/吉田豪)