【冴え女シリーズ(2)】[全てを手に入れる俺様怪盗!]4話(前半)「それマジで言ってんの?」 (2/3ページ)

キャラペディア

それが、俺とお前の全人生においての接触時間」

穂香「あの……非常に言いにくいことなんですけど」

新城「……なに?」

穂香「あの扉の開け方……私、知りません」

新城「へ?」

穂香「カギの閉め方と、外からの開け方は知ってるんですけど……」

新城「お前、それマジで言ってんの?」

穂香「先月からここに勤め始めて、まだ一ヶ月ちょっとなんです。こんな風にここに閉じ込められるなんて予想もしてなくて……だから、内側からどうやって開けるのかは……」

新城「知らないってか……?ウソだろぉ?」

穂香「ごめんなさい!私、さっき気付いたんですけど、携帯も本館のロッカーに置いてきてしまって。誰かを呼ぶことも……あ!でも、大丈夫です。朝になったら、職員の誰かが開けにくるはずですから」

新城「つまり、ここで夜明かししろってことか……」

穂香「ずいぶん、のびちゃいましたね……接触時間」

新城「……はは。そーゆーことだな。……って、お前なに喜んでんの?」

穂香「よ、喜んでません!」

新城「しゃーねぇ、探すか……“暁の女神”」

穂香「はい……」

穂香「貴重なものもあるんですから、気をつけて扱ってくださいね」

新城「わーかってるよ。むしろお前より俺の方が、キャリアは長いんだからな」

穂香「盗品でも大事に扱うんですか?」

新城「当たり前だろ?キズでもつけて価値が下がったら盗んだ意味ねぇし」

穂香「確かに……」

新城「……なんだこれ。『マヒマヒ族の仮面』?お前のじいさん、マニアックすぎねぇ?」

穂香「これでも現役時代は、凄腕の古物バイヤーだったんですよ……」

新城「だろーな。こんな美術館建てちまうぐらいだし」

穂香「これぐらいの美術館、どこにでも……」

新城「確かにある。けど普通、個人経営ではないぜ?大抵はどっか、法人の持ち物だろ」

穂香「……」

新城「だから言ってんだよ。

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