現在の“火薬庫”は極東だ! 2015年 「世界の軍事力」完全分析 (2/4ページ)

日刊大衆

参考までに、GFP社のランキングのトップ10を紹介すると、〈(1)アメリカ(2)ロシア(3)中国(4)インド(5)イギリス(6)フランス(7)ドイツ(8)トルコ(9)韓国(10)日本、以下、イスラエル、イタリア……と続く〉といった具合。

スウェーデン議会が設立したシンクタンク、ストックホルム国際平和研究所も、中国の"凄まじさ"を報告している。
「同研究所は2014年のデータとして、中国が米国に次ぐ世界第2位の軍事費を計上していると発表しています。これは世界全体の軍事費の1割以上、12%にも達します。ちなみに日本は第9位です」(黒鉦氏)

中国が日本の軍事費を初めて上回ったのは04年のこと。以降、日本の軍事費が横ばいで推移しているのに対し、中国はなんと約3倍に膨れ上がっている。保有戦車は日本の9倍の約7400両、海軍総隻数は日本の5倍の約520隻、空軍の作戦機数も日本の4.5倍の約1700機――。
「その物量のみならず"質"も飛躍的に向上しています。まだ自衛隊が有利なのはドッグファイト(戦闘機戦闘)です。空自はパイロットの練度が高く、空中で敵機を捕捉し、指揮を執る早期警戒管制機の性能も高い。それと対潜戦闘も日本有利です。中国海軍は60隻以上の潜水艦を保有しています。対して日本は現状16隻ですが、"サブマリンハンター"P-3Cと、その後継機で純国産のP-1を運用しており、中国潜水艦は脅威ではない」(黒鉦氏)

とはいえ、
「日本をターゲットとした弾道ミサイルを飽和攻撃(同時に大量に発射すること)されたら、これを防ぐ術はありません。また、戦闘前に相手のネットワークシステムを無力化するサイバー攻撃能力も、中国と日本では大きな差があります。安倍政権が安保関連法案の成立を急ぐのも、日本だけでは中国の軍事力に抗いきれないからですよ」(同)

中国も、そのことは百も承知。彼らが恐れるのは日本ではなく、"世界最強"の軍事強国であるアメリカが前面に登場することなのだ。
「中国は膨大な軍事費を使っていますが、その大半は人件費に消えてしまう。

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