森三中・大島「出産シーン」の批判殺到は「日テレと鈴木おさむの思う壺」

7月5日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で、お笑いトリオ・森三中の大島美幸(35)の第一子出産シーンが公開された。放送については、大島の夫で放送作家の鈴木おさむ(43)が事前に告知。そのため、ネットには放送前から様々な声が上がっていたものだが……。
2002年に結婚した鈴木・大島夫妻は、2008年と2014年に流産を経験している。その後、大島は“妊活”のために休業していたが、2015年2月15日放送の『イッテQ!』で3度目となる妊娠を報告。6月22日に待望の第一子となる長男を出産し、25日には鈴木のブログで子どもの名前を「笑福(えふ)」と名付けたことが発表された。
おめでたいニュースとあってネットにも祝福の声が上がっていたが、一方では「キラキラネームじゃねぇか」「親の自己満足全開だな」などの批判も。また、妻や長男への想いを連日のように赤裸々公開している鈴木のブログに対し、「書き方、内容も気持ち悪い」「不愉快になってきた」と不快感を示す者も増えていた。
そんな中、鈴木は6月29日付けのブログで「昨日の『イッテQ』でちょっとだけ予告流れていましたが・・・来週の放送で、大島親方(僕の妻ですけどね)の出産物語をやるようです」と告知。大島が、リアクション芸人としての希望で「CCDカメラ付きのヘルメットカメラ」をかぶって出産に臨んだことを説明した。鈴木の発表を受けて、ネットには放送前から
「これは引く。出産は見せ物じゃないよ」
「大島さん嫌いじゃないけど、おめでたいけど…それは世間に公開するものではないと思います」
「キラキラネームの次は出産動画?どうしてわざわざ反感持たれるようなことするの!?」
「人の誕生は お笑いにしてほしくない」
「なんかこの夫婦ほんとに頭の中お花畑だよね」
といった意見が飛び交い、当日の番組を「見ない!」と宣言する者も多かった。
賛否両論で話題になるのは日テレと夫妻の思う壺
多くの批判を浴びながらも、同時に注目を集めていた5日の『イッテQ!』。放送の中で大島は、ヘルメットカメラで出産時の自分の顔を撮影することについて「息子が人生につまずいた時とかに、『お母さんは命懸けで産んだんだよ』と伝えたくて。私の顔を、リアルなリアクションを収めたいと思った」と説明。出産間際には激痛で絶叫していた大島だったが、長男が誕生すると「何、今の!?」と表情を和らげた。その後、長男の姿を確認して「あー、ありがとう。可愛いね」と号泣する様子が放送された。
放送後、ネットユーザーの中には
「芸人根性ってすごいね」
「思ったより不快じゃなかったよ」
「見る前は何でこんなの放送すんの?やめとけばいいのにって思ってたけど いざ見たらボロボロ泣いて感動した! 命の誕生って凄いなって思った」
など「感動」や、放送前後での心境の変化を感じたという者も少なくなかった。しかし、一方では
「結局放送したんだね、あれだけ批判されたのに」
「出産には素直におめでとうと思う。それを公開することに違和感がある」
「マタニティハイで残念なかんじ」
「内輪でやればいいのにと思う」
「夫婦親子ビジネスにうんざり」
というように、厳しい意見も多く上がっている。中には「賛否両論巻き起こってること自体が鈴木おさむの思う壺だろ。テレビ局にとっても視聴率に繋がったのも間違いない」という指摘もあるが、大人の事情に左右されず、子どもにはスクスク元気に育ってもらいたいと思う。
(文/一樹守)