「ポスト安倍」と新国立競技場問題の見えない展望|プチ鹿島の余計な下世話 (1/2ページ)

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「ポスト安倍」と新国立競技場問題の見えない展望|プチ鹿島の余計な下世話
「ポスト安倍」と新国立競技場問題の見えない展望|プチ鹿島の余計な下世話

 先週7月2日に「時事ネタプラスワン!」というトークライブをやってきた。私がふだん見ている「火事場のいちばん外側」の風景について、「現場に近い人」「現場の情報を知っている人」に根掘り葉掘り聞いていくという、私が毎回楽しんでいる場である。つまり野次馬の答え合わせです。

 登壇して頂いたのは久田将義(「東京 BREAKING NEWS」編集長)、畠山理仁(フリーランスライター)、須田慎一郎 (ジャーナリスト)の三氏。お客さんにはノーツイートでお願いした話ばかりだったのだけれども、ここで書ける案件でいうなら、これまで私がコラムで書いてきた「二階俊博」と「新国立競技場」のことだろうか。

 安保法制からの「文化芸術懇話会」という流れのおかげで安倍政権の支持率は下がってきている。総選挙で圧勝したのはつい半年前ぐらいのことなのに。トークライブでは「政策」の是非を問うより、あえて「政局」にしぼって聞いてみた。「で、安倍さんに対抗する「次」の人はいるんですか」と。

 すると「うーん。」という檀上。具体的な名前が出てこない。安倍首相が一目置いている実力者という意味では二階俊博氏だという。「二階派の勢い」については先日書いた。

 ただ、二階氏はいかにも古いタイプの政治家。国対政治のうまさといい、「国土強靱化」という名のゼネコン人気は、いってみれば裏実力者のそれであり一般的な知名度やフレッシュさはない。「対抗馬がいない」というのは安倍首相の弱点でもある。謙虚さがなくなるとオウンゴールも目立ってくる。若手安倍応援団のお勉強会を見てもわかるではないか。

 さて次の話題は「新国立競技場」のこと。というか森喜朗のこと。私は新国立競技場問題とは、森喜朗問題のことであり、2020年ではなく2019年問題だと思うのです。東京五輪が決まる前からこの問題は始まっていた。2019年のラグビーW杯を、新しくド派手な国立競技場で開催したいから「ラガーマン・森喜朗」が動いたのだ。

 私はラグビーをやっていた久田将義さんに以前からこのことを聞いてみたかったのだ。すると「森さんは数カ月でラグビーを辞めた人でしょ? ラグビーと言えば俺みたいな顔はしてほしくないですよ」(久田将義)。

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