ストレッチも筋トレも効果なし…慢性化した腰痛にどう対処する? (2/3ページ)

新刊JP

どうすればいいかというと、その筋肉が動ける範囲で少しずつ動かしていく。こうすることで血液循環が回復して、自然に筋肉がゆるんで伸びるようになっていきます。

――内臓系の病気が原因で腰痛が出ているケースを除くと、「体のゆがみ」が腰痛の原因だとされていますね。この「体のゆがみ」はどのようにできていくのでしょうか。

川井:最も影響が大きいのは、日常生活の動きです。たとえば、椅子に座る時に足を組む習慣があると、毎日やっているうちにその時の筋肉の状態が脳に記憶されてしまう。こうしてだんだんと筋肉が不均衡に縮こまってしまうわけです。特に体を支えている深いところの筋肉が固く縮こまったままになってしまうと、自然な動きが取れなくなってしまいます。これがゆがみの原因になります。
ただ、体のゆがみというのは多かれ少なかれ生まれた時から誰にでもあるものです。その後の生活習慣によって、そのゆがみが大きくなる人もいれば、小さくなる人もいます。

――体のゆがみを大きくしないために、日頃から気をつけておくべきポイントがありましたら教えていただければと思います。

川井:偏った姿勢や偏った動作をできるだけしないということがまず一つあります。
これは足を組む癖があるなら、逆の足に組み替えれば偏りがなくなるということではなく、そもそも足を組まないのが一番いい。それと、長時間同じ姿勢でいないということも大事ですね。

――本書の中で「腰椎すべり症」「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎椎間板ヘルニア」など、腰痛が出やすい症例が取り上げられていますが、これらはどれも「体のゆがみ」が原因で起こると考えていいのでしょうか。

川井:そうですね。これには体の土台である骨盤が大きく関係していて、たとえば、骨盤が前に傾いてしまっていると、バランスを取るために腰が反り返った状態になりますから、腰椎への負担が大きくなります。やがて腰椎が前に押し出されて、すべるということになります。
また、骨盤が左右で傾いていると腰椎間でヘルニアが起こりやすかったり、ねじれた状態になっていると脊柱管が圧迫されやすくなり、脊柱管狭窄症になりやすいといえます。

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