ストレッチも筋トレも効果なし…慢性化した腰痛にどう対処する? (1/3ページ)
マッサージをしても、整体に通っても、ストレッチをしても改善しない、慢性化した腰痛は本当に辛いもの。
でも、その原因と適切な対処を知れば、症状は改善されます。
今回は、『腰痛が治るのはどっち?』(学研パブリッシング/刊)の著者であり、「病院でよくならなかった人のための整体院」として誕生した川井筋系帯療法治療センターで20年以上腰痛患者の治療にあたる川井太郎さんにインタビュー。
長引く腰痛がなぜ起こるのか、どうすれば治るのかをお聞きしました。
――オフィスワークでも立ち仕事でも、腰痛は多くの人の悩みの種です。よく素人でやってしまいがちなのが、ストレッチや筋トレで症状を軽減させようとすることですが、この方法にひそむリスクについてお聞かせ願えればと思います。
川井:自分の体の痛みについて、今はインターネットで調べて情報を得る方は多いと思いますが、腰痛の改善方法をネットで調べると「筋肉が弱っているから鍛えないといけない」とか「ストレッチが効果的」というようなことが出てきます。
確かに「腰痛の予防」ということであれば筋肉を鍛えるのは効果的なのですが、すでに痛みが出ている状態なのに鍛えて負荷をかけるというのは逆効果です。
そもそも、腰痛は筋肉が弱いから起きるものではないんです。筋肉が固まり自然な体の動きができないことによって腰に負担がかかって痛みが出るので、筋肉をゆるめることで自然な動きができるようにしてあげればいい。
となると、一般的に思い浮かぶのは「ストレッチ」ですが、ストレッチは固くなっている筋肉を無理に引っ張って伸ばすもので、実は「ゆるめる」ものではありません。やり方によっては伸ばした個所とは別の場所を痛めてしまうリスクもあります。
――「伸ばす」と「ゆるめる」は混同しやすそうですね。
川井:筋肉は無理に伸ばそうとすると、反発して元に戻ろうとする性質があります。だから伸ばすというよりも、自然にゆるむようにしていくというアプローチが必要なんです。