カナダの建国記念日はペットたちにとって最も恐ろしい日。「ムービングデー」の裏側で起きている動物たちの悲劇 (2/4ページ)
SCPA側は、すべての物件でペット可になれば、捨てられるペットの数は激減するはずだと指摘している。特に、低所得の家庭では、物件探しも金銭的に限られており、しかたなくペットを手放す人が多い。
SPCA職員のアニータさんは「愛する家族たちがこのような形で引き離されるのを見るのは、本当につらいことです」と語ってくれた。このような事態を防ぐため、SPCAはケベック州に対し賃貸契約から「ペット不可」項目を削除するよう呼びかける署名活動を行っており、今年6月までに2万2,000人が署名をしている。
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SPCA great time to adopt a pet
また、ケベック州では今年の初め、ペットを「モノ」でなく「生き物」として扱うよう定めた法案も提出されている。これまでケベック州ではペットは法的には「動く物体」であり、極端に言えば家具と同じような位置づけだった。
しかし、この法案が通れば、ペットたちは「感覚のある生物」として適切な扱いを受けることが保障される。動物愛護弁護団たちは、これに伴い、賃貸契約の「ペット不可」条項も差別的な条項として省くよう働きかけるという。「ペット不可条項を賃貸契約から禁止するよう州法を改正するまで抗議活動を続けます」と弁護士の一人は述べている。
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しかし大家側は現行の規則を変えたくないと主張する。その理由として、他の住民から「うるさい」「危険だ」「衛生的ではない」と多くの苦情がくるためだという。
また、無責任な飼い主などは、ペットによりボロボロにされた部屋を修復もせず、そのまま引越してしまうケースもあるという。さらに、ペットが不可物件でも猫や犬、中には豚やヘビなどを飼っている人たちもいるそうだ。