世界初のポータブル3Dプリンター「Freaks3D」

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世界初のポータブル3Dプリンター「Freaks3D」

3Dプリンターがどんどん身近になってきている。サイズもコンパクトになってきているし、価格も安価になってきている。

だから最近では、3Dでモデリングしたアイディアさえあれば、まずは3Dプリンターで出力するというのが当たり前になってきている。しかし今のところはまだ、3Dプリンターで出力しようと考えたら、3Dプリンターが設置してある場所に出向かないとならないだろう。

ところがとうとう、3Dプリンターの方を持ってくるときがやってきた。片手に下げて持ち歩ける3Dプリンター『Freaks3D』が登場したからだ。クラウドファンディングの『Indiegogo』では、プロジェクト期間を残しながら、既に134%の資金調達を達成している人気振りだ。

■ 僅か2.945kgの片手で運べる3Dプリンター

『Freaks3D』はシンプルな構造で何処にでも持って行くことができるほど小さい。しかし出力品質は犠牲にしていないという。重量も僅か2.945kgと軽いため、大抵のテーブルやデスクにに載せることができるだろう。

丈夫さと出力品質を維持するために、シンプルなアルミ製のボディーで構成されており、正確な位置決めができるようにVスロット・スライダー・システムを採用している。

『Freaks3D』はデスクトップで高品質な立体を素早く出力でき、100 micronsの高解像度を実現している。また、オールメタルのノズルヘッドは頑丈で、様々な色のPLA/TPUフィラメントを出力できる。

しかも大抵の3Dプリンターでは必要な余熱が、『Freaks3D』では必要無いのだ。従って、素材を設定すればすぐに出力を開始できる。だから、オフィスでも自宅でも、あるいは学校やカフェ(で使う人は居ないと思うが)のテーブルでも3Dプリントをすることができるという。

しかも、その静けさは、図書館で使用できるほどだと謳っている(実行する人は居ないと思うが)。


■ 3Dプリンターの小型化が利用者層を広げるに違いない

『Freaks3D』で出力するデータは、USB経由で送信する方法と、SDカードを挿入する方法が選べる。素材はPLAかTPU(熱可塑性ポリウレタン)を使用でき、カラーの制約は無い。また、LCDディスプレイが搭載されているので、操作も直感的で簡単だという。

『Freaks3D』のプロジェクトサイトには次の様に書かれている。『Freaks3D』は、あらゆる人々に3Dプリントの機会をもたらすのだと。それはハッカーやメーカー、エンジニア、アーティスト、建築家、そして主婦や教師、子供達まで含むと。

そして様々な物を出力することができることも謳っている。ツールであり、モデル、おもちゃ、飾り、プロトタイプ、ジュエリー、スマートフォンケース、家庭用品、交換部品、ロボットカーにドローンまでも出力の対象になるのだと。

確かに『Freaks3D』ほどコンパクトな3Dプリンターがあれば、3Dプリンターユーザーは格段に広がり、用途も広がるに違いない。

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