松山ケンイチ好評、前田敦子は「学芸会」…「ど根性ガエル」の役者通信簿

デイリーニュースオンライン

写真はドラマ公式HPより
写真はドラマ公式HPより

 今夏のドラマは「日テレのひとり勝ちムード」が漂っていると、7月23日発売の『週刊新潮』(新潮社)が報じている。確かに初回視聴率こそ杏主演の『花咲舞が黙ってない』14.7%、『ど根性ガエル』13.1%、『デスノート』16.9%と高い数字を出し、好調な滑り出しを見せている。

 しかし初回というのは番宣効果もあって一般視聴者が「ものは試し」とチャンネルを合わせるもの。勝負は2話目以降にかかっている。

 第2話では筆頭格の『花咲舞……』こそ12.9%と微減に留まっているが、『ど根性ガエル』は8.5%と一桁台に突入。『デスノート』も12.3%とそれぞれ4.6ポイントずつ下落。さらに『デスノート』は第3話で8.7%と、初回の半分近くにまで落ち込んでいる有様だ。

「吹っ切れた」松山ケンイチに賞賛の声

 同誌によれば、1970年代の人気作品を初実写化した『ど根性ガエル』は、

「テレビ離れが顕著な20~30代前半のF1層と呼ばれる女性をあえてターゲットから外し、小・中学生と原作に思いれのある40~50代の親世代に狙いを絞った」(日テレ幹部)

 という。

 もし視聴者がそういった世代なら、3連休の初日と重なった第2話の放送日は家族イベントで家を空けた家庭が増え、一時的に視聴率を落とした可能性も否定できない。

 というのも、主演の松山ケンイチ演じる30歳のニート・ひろしの評判は悪くない。「憑依型」役者とも称される松山は、番宣で出た『しゃべくり007』でもひろしを彷彿とさせる飄々とした語り口で、

「家族いるんで、人から嫌われてもいいやって。もうどうでもいいですね」

 と、どこか吹っ切れたような様子を見せて場を沸かせ、ネットでは「テンション高いね」「青森訛りも面白い」の声が集まった。

 放送開始後、松山以上に絶賛されているのがピョン吉の声を演じる満島ひかり(29)。

「上手い!」
「声だけなんてもったいない」

 と注目されている。演技派に囲まれたヒロインの京子ちゃん演じる前田敦子(24)に、

「演技が素人レベル」
「一人だけ学芸会」

 などと批判が集中していることが唯一の気がかりと言えるだろう。

 夏の終わりに頭ひとつ抜けるのは果たしてどの局のどのドラマになるのか、要注目だ。

(取材・文/チロル蝶子)

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