究極の「売り手市場」に 人材採用の最前線 (2/2ページ)
また『時代を勝ち抜く人材採用』(武井繁、米田光宏/著、ダイヤモンド社/刊)は、「考える」「集める」「選ばれる」「活かす」という4つの切り口から、企業の人事・採用担当者がいま何を考え、何を実行すべきなのかを分かりやすく解説している。それぞれ実際にあった成功事例が紹介されてもいるので、具体的なイメージがわきやすいだろう。
たとえば、セブン‐イレブン・ジャパンについては約20ページにわたって詳細な解説がなされ、このような有名企業でさえ人材の確保には相当な苦労を強いられていることが伝わってくる。
採用活動の改善策として、求職者の応募に対応するためのコールセンターを設置し、応募の電話が鳴れば「3コール以内」で受話器を取ることを徹底するなど、有望な人材を採り逃さないための工夫が定着している。企業が求職者を「選ぶ」時代から、企業が求職者に「選ばれる」時代へ。セブン‐イレブン・ジャパンの取り組みはこの変化に対応するものだといえるだろう。
求職者が会社を選ぶ時代に、会社は何ができるのか?
どちらの著作も、多くの現場を見てきた武井氏ならではの視点で豊富な事例が紹介され、人材採用において貴重な視座を与えてくれる。
(新刊JP編集部)