「完母」にこだわる人ほど産後うつになりやすい!? 育児ストレスからの解放のカギとは (1/2ページ)
情報社会になった現代では、外的な要因からストレスが増え、うつ病などさまざまな心の病気が表面化してきています。
女性が産後に陥る“産後うつ”もその一つと言えます。昔は“産後うつ”という言葉もそこまで浸透していませんでした。
この産後うつ、実は、妊娠前から「完全母乳で育てたい」と思っている人の中にもかかりやすい人がいることをご存じでしょうか?
今日は、元看護師で妊活カウンセラーでもあり、マタニティケアの講師である筆者が、産後うつになるきっかけと育児ストレスをなくすコツについてお話をしていきます。
■「完母」にこだわる自分が苦しい自分を作っている
数十年前には、母乳よりもミルク!と言われていた時代もありましたが、現在は多くの情報の中で母乳を推奨しています。
産院によっては、完全母乳と言われる“完母”を目指すために、入院中一切ミルクを足すことなく、足りない分は糖水を足して、泣いたら吸わせるといった方針をとっている所もあります。
本来であれば、自然に母乳が出せるのであればそれにこしたことはないのかもしれませんが、母乳が上手く出ない人は母乳の分泌を促していくために、睡眠不足でもがんばって母乳が出るように慣れない抱っこや授乳をがんばります。
ただ、入院中の産院で、
「そんな抱っこじゃ、赤ちゃんが吸いづらいでしょ?」
「家に帰ったら、もっと大変なんだからがんばって!」
横で泣いている赤ちゃんを見ながらそんな言葉をかけられると、ママはどんどん追い詰められてしまいます。
「ごめんね、ちゃんとおっぱいが出してあげられなくて……」
そうやって自分を責めているママの隣で、いっぱいおっぱいが出ているママを見ると、更に自分を責めて苦しくなっていくのです。
■完全母乳でないママは「ママ失格」?
以前、帝王切開の記事『帝王切開は母親失格なの?帝王切開になる原因と「ベストな出産」とは』をお届けしましたが、帝王切開も自ら望んでそうなったのではく、結果として帝王切開になっただけ。
ミルク育児になったとしても、本当は母乳で育てたかったのかもしれません。