【冴え女シリーズ(3)】[わたしは生徒?妹?それとも?]4話(前半)「お前はバカだな」 (2/3ページ)
どこか行きたい学部とかあるのか?」
白石「私ってさ・・・取り得ってないんだよね・・・バカだし太ってるから運動も苦手だし何か特技があるわけでもないし、だから行きたい大学とか学部っていわれてもいまいちピンとこなくてさ。でもだからって就職してちゃんとやっていける自信もないしさ」
結城「ふーん」
白石「いや、ふーんって!ちょっとは真面目に相談に乗ってよ」
結城「お前はバカだな」
白石「ちょっ、そんなことわかってるけどさ」
結城「バカのくせに真面目すぎる」
白石「え」
結城「そんな将来のことまで真剣に考えてる高校生なんて今時めずらしいぞ。俺なんて高校生の頃はとりあえず理系だからってだけで自分のレベルにあった大学の工学部入りたいくらいにしか考えてなかったよ」
白石「そうなの?」
結城「で、大学入ってからも、とりあえず職に困らないように教員免許とっておくかって感じで教育実習に行って・・・」
白石「うん」
結城「実習先で生徒達になんかおだてられて、教師もいいかなぁなんて思って現在に至ります」
白石「結構行き当たりばったりじゃない?」
結城「だから大体そんなもんなんだって、お前の今の生きてる世界って自分が思ってるよりずっと狭いんだぞ」
白石「そんなことないよ」
結城「そんなことあるんだよ。大学にいくといままでしてこなかったような色々な経験ができるようになるし、いろんな人たちと出会って自分の人生観もだいぶ変わる」
白石「そうかな~」
結城「そこでいろんなことを吸収していくうちにやりたいこととかが見えてくるもんだって」
白石「う~ん」
結城「今から『絶対こうなるんだ!』って決めてるやつの方が珍しいぞ。