もはやその名を知らぬ者はいないといっても過言ではない国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。今回は、作中に登場するたくさんのキャラクターの中から、大和撫子な京都娘「磯鷲早矢」の魅力についてご紹介いたします。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■ザ・大和撫子

　茶道や華道、お琴に弓道など、和のお稽古はすべて家元レベルの「磯鷲早矢」。実際に早矢が家元となっているものもあります。現代ではお堅いもの、いわゆるお嬢様がやるもののように思われる類の習い事は、大概身に付けています。早矢はとても由緒正しい家の出身で、お見合いでもすれば引く手あまたになるようなスペックを持っている・・・にも関わらず、なぜいまだに独身なのでしょうか？

■タイプの男性はまさかの・・・両さん！？

　早矢には兄が３人もいます。それぞれ格闘技のプロでいわゆるゴリマッチョです。お父さんももちろん大きな体。飲み会などはそれはもう大変な騒ぎです。お兄さんたちは喧嘩上戸で、酔うと門下生が空中に吹っ飛びます。しかしお酒は樽単位。そして集まるのはひたすらゴリマッチョばかり。これだけ筋肉ムキムキでごつい顔の男性ばかり見ていたら、同じようなルックスの男性を好きになるのも頷けます。ただでさえ、女子はお父さんに似た人を好きになるといいますし。

　そして東京に出て婦警として働き始めたときに出会ってしまったのが「両津勘吉」。ゴリラのような体形で筋肉があり顔もゴツゴツで頭は角刈り。早矢の心がズキューンと射抜かれてしまった瞬間です。声が父に似ていることもあったようです。漫画の中では、あまり好きだという表現や描写はありませんが・・・。

■大豪邸

　由緒正しき家の出身である早矢。当然のようにおうちのサイズも想定外。以前、早矢の実家に纏が泊まった時は、寝室から反対側の壁が見えないほどの奥行。いくらふすまの間仕切りをぜんぶ外してもこれはあり得ません(笑)。ちなみに纏が寝ていたのは、布団を何十枚も重ねた敷布団の上。どうやって上り下りしたのか気になるとこです。朝ごはんも、これまたゴリマッチョな使用人たちが一品ずつ丁寧に御膳で運んできてくれます。