昭和にタイムスリップしたような空間で至福のひとときを。季節の生ジュースとくるみパンの店「カド」 (1/3ページ)

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昭和にタイムスリップしたような空間で至福のひとときを。季節の生ジュースとくるみパンの店「カド」


隅田川のほとり、東京スカイツリーのお膝元に広がる下町の情緒を残す街並、その町の名前は向島。

隅田川を挟んで浅草の対岸に位置する向島は江戸時代から風光明媚(ふうこうめいび)の地として栄えてきた。

また幸田露伴ら著名な作家の旧居跡があるほか、永井荷風の「すみだ川」にも登場するなど、古くから文豪に親しまれてきた街でもある。

明治期に料理屋が置かれ花街としても栄えた向島は、今でこそ、その栄華ほどの賑わいはないものの、かつての風情を感じる事ができる、数少ない下町を代表する場所の1つであり、多くの人々を今でも魅了している。

そんな向島で、料亭へ行くお客さんの待ち合わせ場所として、当時もっともハイカラとされた喫茶店がある。それが今回はご紹介するお店、喫茶店「カド」だ。

・昭和の雰囲気ただよう店内
お店に入ると、中世ヨーロッパを彷彿とさせる華々しい絵画や内装に誰もが目を奪われる。このゴージャスな内装は「小説の神様」と呼ばれた志賀直哉の弟である志賀直三が設計したもの。このお店の創業1958年といえば、あのミスター長島茂雄が4打席4三振の衝撃デビューを飾り、東京タワーが完成したという、日本が最も勢いをつけて邁進していく時代。ロンドン帰りの志賀直三が設計したこのお店は、おそらく1958年創業当時としては非常にモダンであったに違いない。

・しぼりたて生ジュース
こちらのお店の看板商品はなんといっても生ジュース。季節のフルーツを使ったジュースは、注文を受けてから具材をカットして、一杯一杯ミキサーで作るというこだわりよう。中でも、このお店の名物となっているジュースが「活性生ジュース」である。蜂蜜・アロエ・セロリ・パセリ・グリーンアスパラ・レモン・リンゴを絶妙なバランスでミックスさせた一杯で、飲みやすいのに身体に良いというスーパードリンクである。

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