世界規模で加速する次世代環境車の波・・・欧州のCO2排出規制で「PHV」の存在感が増してきた (2/2ページ)
5月には3シリーズのPHV版『330e』(EV走行35km)を、そして6月には新型7シリーズのPHV版『740e』(EV走行40km)の存在を明かしており、他にも『X1』や『MINI クラブマン』などのPHV版も続々とスタンバイしているようだ。

アウディの『A3 e-tron』はターボチャージャー付きエンジンを備え、最長50kmのEV走行が可能。このように欧州勢がPHVモデルを相次いで発表する背景には2021年に迫る“CO2排出規制”がある。
この排出規制はかなり厳しく、これまでは1kmあたりのCO2排出量は140g以下とされていたが、2021年以降販売される新車は95g以下と30%以上低い数値が義務付けられている。
このため欧州の自動車各社はガソリン車以上に、PHVモデルの研究開発に積極的になっているのだ。
■ 欧州勢のPHV攻勢に対する日本メーカーの動向は?
当然ながら日本車も海外向けモデルにおいて同様の対応が求められる。
国内ではEV走行距離(60km強)が長いことで『三菱アウトランダーPHEV』が人気を博しているが、来年には次期『トヨタ プリウスPHV』が出番を待っているようだ。
HV、PHV、FCVで世界をリードしてきたトヨタ自動車がPHV攻勢に出た欧州勢に対抗すべく次世代『PHV』の開発に総力を結集していることは容易に予想できる。
こうした動向からも、将来的にFCVの普及が本格化するまでの間、『PHV』が次世代環境車の本命になりつつあると言えそうだ。