ピカチュウの人間への危険性を科学的に説明 (2/3ページ)
しかし、「10まんボルト」だからといって死ぬわけではありません。3.5万Vのスタンガンでビビビとされても(動画2:42)、10万Vのテザー銃で撃たれても(2:46)一時的に行動不能になるだけです。これは体に危険なのが電圧よりも電流だから。
一般的に心臓を止めるのに必要な電流量は、7mAとされています。9Vの電池を直接心臓にあてるだけで、これに相当する効果が得られるそうです。しかし、直接心臓に電流を流されない限り、体の肉や脂肪などが守ってくれます。とはいうものの、人は10分の1A(0.1A/100mA)あれば死んでしまうと言われているのです。
ピカチュウが何Aで攻撃可能なのかは、理科の授業で習った気のするオームの法則「電流=電圧割÷抵抗」で導き出せます。ピカチュウの電圧は「10まんボルト」、そして米国立労働安全衛生研究所によれば、乾いている状態の人間の体は10万オームとのこと。よって、電流は1A。つまり致死電流量の10倍です。ピカチュウの「ボルテッカー」はもっと電圧が高いので、感電死することは間違いありません。
ピカチュウの集団が存在すると、猛烈な電気がたまって稲妻が落ちたりもする可能性があります。この稲妻も危険で、超熱いです。稲妻は1億Vから10億Vにもなります。その温度はなんと太陽の表面の5倍もの熱さである、2万9726.7度。
雷に打たれた時、もし体の表面が濡れていたり、水滴があったりすると、突然の温度の変化で水分が爆発、服などは裂け飛びます。地球上には1秒間に100もの雷が落ち、アメリカに限っても年間2500万回も落ちています。一人の人間がその生涯で雷に打たれる確率は3000分の1。