環境へのインパクト減!米国スーパーで定着する「ゴミを出さない売り方」 (2/3ページ)
海に流れ出るプラスチックゴミは、1年間で千万トン以上が流出しており(米国科学振興協会2011年)、太平洋や大西洋などにも直径数千キロの巨大なゴミの渦があることがわかっている。それが海洋動物に、また食物連鎖で生態系に与える影響ははかりしれない。
このようなことを背景に、環境意識の高い米国サンフランシスコ市では2007年にプラスチック製の包装材やレジ袋を全面的に禁止し、今年は600ミリリットル以下のペットボトルについて、公共の場での販売を禁止する条例を可決している。
レジ袋禁止条例施行前は、サンフランシスコ市で1億枚のレジ袋を使用していたが、施工後の調査で、約 50%のプラスチックを削減できたことが判明している。この成果をふまえ、カリフォルニア州の他の市でも導入または導入検討をしている。
■ 800種の食品を量り売りする「レインボウ グローサリー」

野菜売り場の中心には存在感のある量りがある
サンフランシスコ市のミッション地区にある『レインボウ グローサリー』では、その量り売りがさらに徹底されている。ここでは野菜、豆類、穀物、珈琲、味噌、シリアルといった800種類ものベジタリアン向け食品が量り売りされている。 ここで購入することは、まるで市場にいるようなライブ感があり、パッケージ商品を手にするよりも、リアルに真摯に食品と向き合える。
1975年創業の老舗のグローサリーストアだが、環境への配慮は徹底している。量り売りされている商品はオーガニックであることはもちろん、独立したローカルな生産者からのものを中心に扱う。店内は照明をなるべく減らし、自然光を取り入れ、太陽光発電と太陽熱利用がされ、お店から出る生ゴミはコンポストに生まれ変わらせる。