ろくでなし子×架神恭介スペシャル対談「女性器と仏教の類似性について」 (3/4ページ)

デイリーニュースオンライン

まん中は仏教と似ている!

──それを聞いて「まん中と似ているな」と思ったのが日本仏教です。僕も仏教はよく分からんままに尊んだり恐れたりする必要はない、とかねがね主張してきました。仏教は本来「巧いこと生きるためのメソッド」だったのですが、日本に伝来した時には既によく分からない呪術的なものとなっていました。本来は墓石を金属バットで殴り壊そうが、卒塔婆を海に投げ捨てようが仏罰なんてありえないんですが、われわれが仏教をよく分からんままに「なんだか尊いもの」と考えた反動で、「尊いものを害するとバチが当たる」という呪いが生まれたんです。救いと呪いは表裏一体なんですよね。無闇に持ち上げるのも決していいことじゃない。

ろくでなし子「結局同じなんですよね。差別してることに変わらない」

──ただですね。そうして無闇に崇め奉ることも創作のジャンルでは評価されうるんですよね。よく分からない尊さや、よく分からない呪いは物語の中では機能し、輝くんです。斎戒中の妻とセックスしたらアリにチンコを噛まれて死んだ仏教説話が『日本霊異記』にありますけど、仏教的にはどう考えてもムチャクチャですが、話としては面白い。

ろくでなし子「信仰心もそういう物語の中から生まれたりしますよね」

──僕は無闇に仏教を尊んだり恐れたりすべきではないと思う一方で、実際にそういう信仰心を持っている人を否定することもできないんですよね。そういう形の信仰で幸せになれるなら、それはそれでその人の生き方だとも思うし。まん中も似ていて、どこか崇め奉りたくなるものがあるんですよね。……まん中を素晴らしいものとして扱っている物語はどう思われますか?

ろくでなし子「個人的には悲しくなるんですよね。そういうふうに特別扱いされると対等な人間として見られていない気がして。私は公平なことが大好きなんですよ。上下関係とかも苦手で……」

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