名作ドラマ“至高の最終回”の謎を総直撃!(2)「<1997年9月22日・失楽園>国広富之」
デビュー作の「岸辺のアルバム」(77年、TBS系)は、同年のテレビ大賞に輝いた。それから20年後に出演した「失楽園」(97年、日本テレビ系)もまた、国広富之(62)にとって、忘れがたい最終回となった。 どこにでもある普通の家族が、小さな事件の積み重ねによって少しずつ崩壊する。そして、最後に家そのものが濁流に流されるラストは、ドラマ史の金字塔と呼ばれた。「僕が冴えない大学受験生、アメリカ人にレイプされて中絶...