ニッポンの「超大作映画」秘史が全部わかる!<直撃2・“ミスター超大作”佐藤純彌監督の回顧録>
70年代から00年代にかけて、最も多くの超大作を撮った監督は佐藤純彌(85)であろう。パニック、ミステリー、宗教、ハードボイルド、戦争映画と、幅広いジャンルを手がけた。 走行中の新幹線が時速80キロ以下になったら爆発する──そんな斬新な設定で、日本初のパニック大作とされたのが「新幹線大爆破」(75年、東映)だ。主演の高倉健をはじめ、東映のオールスターキャストだったが‥‥。佐藤監督が言う。「当初は犯人グループ...