田中角栄「名勝負物語」 第三番 石原慎太郎(1)
昭和43年(1968年)7月、一橋大学在学中に発表した『太陽の季節』が芥川賞を受賞して以後、数々の話題作で文壇の寵児となっていた石原慎太郎が参院選に出馬、全国区で史上初の300万票を集めてトップ当選を果たした。時に、36歳であった。 じつは、この選挙戦のさなか、当時、出版社に勤めていた筆者は石原にインタビューをした思い出がある。なるほどこれが“慎太郎刈り”かと妙な感心をしていると、後年も変わらずの目をパチパチ...
昭和43年(1968年)7月、一橋大学在学中に発表した『太陽の季節』が芥川賞を受賞して以後、数々の話題作で文壇の寵児となっていた石原慎太郎が参院選に出馬、全国区で史上初の300万票を集めてトップ当選を果たした。時に、36歳であった。 じつは、この選挙戦のさなか、当時、出版社に勤めていた筆者は石原にインタビューをした思い出がある。なるほどこれが“慎太郎刈り”かと妙な感心をしていると、後年も変わらずの目をパチパチ...