全責任は拙者にござる!戊辰戦争に敗れて切腹した新選組隊長・森常吉が守り抜いたものとは?
「社長……ここは、私が腹を切りましょう」 「専務!」 会社のピンチを乗り切るため、重役が然るべき責任をとることを「腹を切る」などと言いますが、大抵は辞職する程度で、命に係わることは稀でしょう。 しかし、かつては御家の存続を賭けて、重臣が文字通り腹を切り、命を捨てることもまた奉公の一つでした。 今回はそんな一人、幕末に活躍した新選組隊長・森常吉(もり つねきち)のエピソードを紹介したいと思います。 新選...