中世の東北で「平泉」よりも繁栄!「十三湊」を支配した安藤氏の躍進
中尊寺や毛越寺などが世界遺産に登録される岩手県の平泉は、奥州藤原氏の初代清衡が一一世紀末に江刺から本拠を移して以降、一二世紀末に四代泰衡が源頼朝に滅ぼされるまで、一世紀にわたって中世の東北で栄えた都市。 その平泉以上の長きにわたり東北で繁栄した都市がある。青森県津軽半島の十三湊(五所川原市)だ。 没落した平泉に代わって一三世紀の鎌倉時代に勃興し、南北朝から室町時代の初めにかけて最盛期を迎え...
中尊寺や毛越寺などが世界遺産に登録される岩手県の平泉は、奥州藤原氏の初代清衡が一一世紀末に江刺から本拠を移して以降、一二世紀末に四代泰衡が源頼朝に滅ぼされるまで、一世紀にわたって中世の東北で栄えた都市。 その平泉以上の長きにわたり東北で繁栄した都市がある。青森県津軽半島の十三湊(五所川原市)だ。 没落した平泉に代わって一三世紀の鎌倉時代に勃興し、南北朝から室町時代の初めにかけて最盛期を迎え...