『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』についてわかったこと17選

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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』についてわかったこと17選


公開が待ち遠しい、SFオペラシリーズの最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ですが、最新の『Entertainment Weekly』から新情報が色々と見えてきました。

そこで、io9がまとめたそれらの情報をご紹介。キャラクターの役割や名前の裏話、さらには続編の話まで、ネタバレな内容も含まれていますので、ご注意ください。


カイロ・レン


1)カイロ・レンはダース・ベイダーにご執心

前から噂されていたことですが、どうやら正しかったようです。アダム・ドライバー演じる本作の悪役は、ダース・ベイダーに執着している模様。J・J・エイブラムス監督は「レンは以前何が起きたかを十分把握していて、それが本作のストーリーの大きな部分を占める」と語っています。


2)カイロ・レンは本当の名前ではない

「ダース・ベイダー」が本当の名前ではなかったように、「カイロ・レン」もまたマスクをかぶった悪役の本名ではないようです。「彼は『ナイツ・オブ・レン』(Knights of Ren)というグループに入り、カイロ・レンという名前になりました」とエイブラムス監督は言っていますが、「ナイツ・オブ・レン」とは何か? については語ってくれませんでした。

しかし、脚本家のローレンス・カスダン(『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』、そして本作で脚本担当、今後のシリーズにも脚本やプロデュースで関わる)によると、「私は『スター・ウォーズ』映画の脚本は4本書きましたが、アダムが演じているようなキャラクター(レン)は初めてです。皆さんが目にするのは、このサーガにとって全く新しいものになります」とのこと。

さらには、「彼は感情にあふれています。私たちがこの世界で自らをどう表現しようとしても、どれだけ冷静に振る舞おうとしても、より大っぴらに生きようとしても、誰もが感情にかき乱されてしまいます。キャラクターたちにもそうあってほしいと願うものです。彼ら自身が自らの持つ感情とどう向き合うか、それぞれがそれぞれなりに最善を尽くしています」とも言っています。


3)レンのマスクの起源を知ることになる

「この映画ではマスクの起源、それがどこから来たのかが説明されます。しかし、デザインはダース・ベイダーのマスクにオマージュを捧げる意味も込めています」とエイブラムス監督は言っています。レンがベイダーに執着しているのであれば、当然かもしれません。


ファンによってバリエーションがたくさん作られた十字ライトセーバー


4)十字ライトセーバーを造ったのはレン自身

こちらも以前から噂が正しかったようです。「ライトセーバーはレン自らが作ったもので、レンと同じように危険で、獰猛で、荒々しいものです」とエイブラムス監督は語っています。また監督によると、レンは旧三部作でのダース・ベイダーよりも未熟な存在なのだそうです。


伝説のライトセーバー


5)予告編に登場したライトセーバーはアナキンのもの

予告編の中でレイア姫が渡されているのは、アナキン・スカイウォーカーのライトセーバーとのこと。オビ=ワンがルークへ渡し、後にべスピンでダース・ベイダーによってルークの右手ごと切り落とされて飛んで行ったライトセーバーがこれのようです。見つかって良かった!


6)J・J・エイブラムス監督に「うん」と言わせた質問

J・J・エイブラムス監督は、2012年に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の監督依頼を一度は断ったことでも有名。そんな彼が本作の監督をすると決心したのは、本作プロデューサーであるキャスリーン・ケネディによる質問だったそうです。

それは「ルーク・スカイウォーカーは誰?」というもの。旧三部作から30年たった今、ルークは一体どんな人間になっているのか? を問う質問でした。すると「彼(エイブラムス監督)はこう言ったの『オーマイゴッド、鳥肌が立った。やるよ!』といった具合に、本当にすぐに決まりました」とケネディは語っています。


デイジー・リドリー演じるレイ


7)当初ストーリーは無かった

エイブラムスが監督に決定した時点では、まだ正式なストーリーは存在していなかったそうです。マイケル・アーント(『リトル・ミス・サンシャイン』、『トイ・ストーリー3』)、サイモン・キンバーグ(『X-MEN: フューチャー&パスト』、最新の『ファンタスティック・フォー』)、ローレンス・カスダンなど、複数人が脚本にあたっていましたが、正式には白紙状態。

「(彼らは)色々と仮設を立てたり、『もしもこうだったら......』といったアイデアを投げ合ったりしていましたが、まだストーリーはありませんでした」とエイブラムス監督。さらには、「これは疑いなく、恐ろしい課題でした。可能性が多すぎて、進める道がたくさんある。議論をしたって、時にいらだたしく、熱のこもった議論もありましたが、それでも常にスリリングでした。なぜならどの方向性を見ても、常に凄いものになる可能性が見えたからです。それが『スター・ウォーズ』という作品そのものが持つDNAなんだなと感じられました」とも語っています。


8)フォースのどちらの側も自らをヒーローとして見ている

エイブラムス監督は記事の中でカイロ・レンのモチベーションについてこう語っています。「僕が思うに、フォースには2つの面があります。議論の余地はありますが、どちらの側も自らを自分たちのストーリーの中のヒーローとして見ていて、本作にもこれが当てはまります」とのことです。


ファンを歓喜させたチューバッカとハン・ソロの登場


9)ハン・ソロは主役級、しかしルークやレイアはそうでもないかもしれない

ハリソン・フォード、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、みんな本作で戻ってきましたが、その役割は旧三部作とは違うとのこと。ハリソン・フォード演じるハン・ソロはメインで活躍するキャラクターのうちの一人のようですが、ルークやレイアが映画で活躍する時間がどれだけあるのかは、まだ謎です。


10)ジョージ・ルーカスからの影響は絶対にある

『スター・ウォーズ』シリーズの生みの親でありながら、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では関わりがあまりないジョージ・ルーカスですが、本作のプロデューサーであり、ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディによると、それでもルーカスの影響は強いようです。

「誰もが自身の中に持っている、何が善で何が悪か、その間の葛藤についてジョージはよく話をしていました。彼は常に善よりも悪になる方が簡単だと感じているんです」、「すべての人が同意するかどうかはわかりませんが、私は探求するにはとても興味深い葛藤だと思っています。なので、これは『フォースの覚醒』の大きなテーマの1つです」とのこと。


11)ローレンス・カスダンは前日譚への参加を断っていた

『帝国の逆襲』、『ジェダイの帰還』の脚本を担当したローレンス・カスダンは『フォースの覚醒』で共同脚本を担当するだけではなく、「ハン・ソロのアンソロジー」映画でも共同脚本として参加します。しかし、カスダンが明かしたところによると、数年前にジョージ・ルーカスから前日譚の製作で戻ってくることを頼まれたものの、断ったそうです。「それは当時の私の一番の関心ではありませんでしたから」と彼は言っています。


撮影裏


12)J・J・エイブラムスは『エピソードIX』の監督ではない

ライアン・ジョンソン監督(『BRICK ブリック』、『LOOPER/ルーパー』)が『エピソードVIII』を監督することが決定しているので、『エピソードIX』(暫定的な公開予定は2019年)でエイブラムス監督が戻ってくるのかは気になるところです。しかし、エイブラムス監督によれば「いいや、僕は『エピソードIX』は監督しません。先の映画でここのスタッフと一緒に働ける人のことは心から羨ましいと思いますけどね」とのこと。


13)終わりがあるのは決まっているが、途中がどうなるかはまだ霧の中

『エピソードIX』で何が起こるのか? について、キャスリーン・ケネディは3部作の大まかな流れはできているものの、詳細はまだ決まっていないと語っています。

「私達はどこに向かっているかはわかっていますが、かなりおおまかな方向性でしかありません。ライアンが来て、彼が脚本を書き始めた時には、『エピソードVII』ですでに私達がやったことと、そこから投影される方向性以外には何もない状態から始めていました。それから彼は座り、紙にペンを下ろし、あとは100%彼の世界に入っていったんです」とのことです。


14)レイとフィンの苗字が明かされていないのには理由がある

メインキャラクターであるはずのレイとフィンの苗字が明かされていないのは妙な気もしますが、それはもちろん理由があってのこと。多くの人が「ソロ」か「スカイウォーカー」じゃないかと考えていますが、エイブラムス監督はもちろん明かしてくれません。しかし、「公式に彼らの苗字が出ていないのは完全に意図的、とだけは言っておきましょう」とは語っています。


『スター・ウォーズ』に欠かせないクリーチャー乗り


15)この写真はティードがルガビーストに乗っているところ

捕らえられたBB-8が開放されているところを収めたこの写真。銀河共和国のAT-TEに似た頭のこのクリーチャーは「ルガビースト(Luggabeast)」。乗っているキャラクターはキラン・シャー演じる(シャーは『ジェダイの帰還』ではイウォークを、『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』シリーズではフロドとビルボのスケールダブルを担当)「ティード(Teedo)」というキャラクターです。


16)「ポー・ダメロン」はJ・J・エイブラムス監督のアシスタントの名前から取られた

エイブラムス監督のアシスタントは、モーガン・ダメロンという女性。そして、予告編の中でオスカー・アイザック(『エクス・マキナ』、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』)演じるX-ウイングを操縦する男性キャラクターの名前は「ポー・ダメロン」です。

苗字はそのアシスタントからとられたのでは? という声がありましたが、監督はその通りだと明らかにしたとのこと。「ダメロン」の音が好きだったのも理由の1つだそうです。なお、「ポー」の部分は、監督の娘さんが持っているホッキョクグマのぬいぐるみの名前からとられたのだとか。


女性キャラクターであることが判明したキャプテン・ファズマ


17)キャプテン・ファズマの名前は、あのカルトホラー映画からとっている

グェンドリン・クリスティー(『ゲーム・オブ・スローンズ』、『ハンガー・ゲーム』)演じるクロームアーマーのトルーパー「キャプテン・ファズマ」。

エイブラムス監督によると、「ファズマという名前はマイケル・カプランによる衣装チームの素晴らしいクロームのデザインから」、「これが『ファンタズム』のボールを思い出させて、それでファズマって名前もかっこいい響きだよなって思ったんです」とのこと。

『ファンタズム』は制作・脚本・撮影・編集・監督をすべてドン・コスカレリが一人でやってのけた1979年のホラー映画で、17年越しの5作目が今年公開なるかもしれないカルト作品です。

なお、『スター・ウォーズ』にカルトホラーへのオマージュが入るのは1作目からの伝統のようもので、『エピソード4 新たなる希望』では1950年代に『フランケンシュタインの逆襲』や『吸血鬼ドラキュラ』に出演したピーター・カッシングがグランド・モフ・ウィルハフ・ターキン役で、『エピソード2 クローンの攻撃』、『エピソード3 シスの復讐』には、同じく50年代の両作品に出演していたクリストファー・リーがダース・ティラナス/ドゥークー伯爵を演じていたりします。


どれもちょっとした新情報でしたが、中にはストーリーの内容が想像できそうなものもあったのではないでしょうか?

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は2015年12月18日(金)全国ロードショー。

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