女優・香里奈（31）が10月スタートの『結婚式の前日に』（TBS系）で、4年ぶりの連続ドラマ主演を務めることが8月24日、明らかになった。しかしネットには「浮かぶのはあの写真」「世間の逆風に負けないで！」といった声が飛び交っている。

　香里奈は2014年3月発売の『フライデー』（講談社）に、仕事の合間を縫って行った語学留学先のハワイで、パーティー参加後に大股開きで男性と添い寝しているプライベート写真が掲載されて世間を騒然とさせた。香里奈は同年2月のスポーツ紙でも台湾人の年下一般男性との交際がスクープされていたが、『フライデー』は香里奈の交際相手が添い寝写真の男性だと報道。2人はホノルルの語学学校で出会い、2012年に学校の仲間達と開いたパーティーでベッドルームに入っていたところを、参加者のひとりが撮影したとされる。

　2000年からファッション雑誌『Ray』（主婦の友社）の専属モデルを務めていた香里奈は、2001年にはドラマ『カバチタレ！』（フジテレビ系）で女優デビューを果たして以降、映画やコマーシャル出演など幅広い活動を行っていた。しかし、写真流出後はテレビ出演が激減し、各コマーシャルも降板。衝撃写真のイメージは根強く、香里奈の芸能活動は窮地に追いやられていた。

　主演という大役に抜擢された『結婚式の前日に』は、結婚式の100日前に脳腫瘍を宣告されたOLが主役の物語。香里奈は役柄について「仕事も対人関係も一生懸命で、すごくまっすぐな女性。一言で言うと“いい娘”」と語り、「一瞬にしていろいろな苦悩を抱えてしまう主人公ですが、視聴者の方々が見て共感できるようなリアリティーを求めて役作りをしていきたい」とコメントしている。共演者には、俳優・鈴木亮平（32）や遠藤憲一（54）、また山本裕典（27）や元ハロー!プロジェクトメンバー・真野恵里菜（24）など、演技派から話題の若手などが集まっている。

矢口真里を引き合いに応援の声も

　香里奈の復帰作とあって注目される中、ネットでは

「例の写真の人だ」
「この人は干されたんやと思ってた」
「どうしてもあの大股開きが脳裏に浮かんでしまう」
「復帰するのなら舞台からやっても良かったのにな。いきなり主演って、、、」

　というように、やはり流出写真のイメージが付きまとっている様子。しかし、一方では、

「醜態を晒したけど犯罪を犯したわけではないし」
「大股開きくらい寝相の問題」
「彼女は引退せずに戻ってきた。このメンタルの強さは見習いたいな」
「キャスティングも良いし、巻き返すチャンス」
「いろいろ言う人もいるかもしれないけど頑張ってほしい」

　などエールを送る者も少なくない。さらに、香里奈と同じように活動自粛からテレビ復帰を遂げた元モーニング娘。でタレントの矢口真里（32）を引き合いに出し、

「確かに泥酔したのはこの人の落ち度かもしれないけれど、矢口真里と違って、この人は被害者だと思っています」
「矢口真里が不倫してテレビ散々でて、香里奈が干されるなんて納得いきません」
「矢口と違って全然不快じゃない」
「香里奈がんばって！矢口は需要なし」

　と、不倫離婚騒動を起こした矢口よりも香里奈の復帰を「応援したい！」と思う者が多いようだ。香里奈はこの大チャンスを活かし、根付いてしまったイメージを払拭していくことができるだろうか。

（文／一樹守）