【歴史】世界一短い戦争はたったの40分! 最長で2000年以上続いている戦争アリ (1/3ページ)

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【歴史】世界一短い戦争はたったの40分! 最長で2000年以上続いている戦争アリ

1896年(明治29年)8月27日は、イギリス・ザンジバル戦争という戦争があった日です。何で「始まった日」ではないのかというと、この戦争はある一点において、ギネスブックに載るほどの珍記録を生み出しているからです。さっそくどんな感じだったのかみていきましょう。

・賛成派と反対派が火花を散らし始め
ザンジバルというのはインド洋にある島のことで、当時はイギリスの保護国になっていました。しかし、いつの時代も別の国にアレコレ言われることほど不快なものはありません。当時ザンジバルのトップはイギリスに好意的だったのですが、他の人が「なんであんなやつらに頭を下げなきゃいけないんだ!」と反発し、お偉いさんをブッコロしてしまったことから話がきな臭くなってきます。

また、ブッコロされてしまった人の他にも親イギリス派はおり、これが反イギリス派との間で火花を散らし始めました。当然のことながら、イギリス本国は、前者に協力すべく船を動かします。

いったんはアメリカの仲介で穏便に済むかとも思われましたが、期限日時までに話がまとまらなかったため、イギリス軍はザンジバルの軍船と中央政庁に容赦なく総砲撃をしかけました。イメージとしては、薩英戦争と同じような感じでしょうか。

というかコチラのほうが、だいぶヒドいです。なんせイギリス軍の攻撃開始から、わずか40分でカタがついているのです。これでも一応「戦争」扱いになっているため、ギネスブックに「史上最短の戦争」として登録されたのでした。

・戦闘は終わってても平和条約を結んでないから戦争状態
まったくもって嬉しくない記録ですよね。また、逆に「形式上は」何百年も続いていた戦争というものもあります。なんだか、ややこしい話ですが、これは「戦争」というものの定義が近代になって変わったからです。

大昔であれば、「戦闘=戦争」なので、戦闘が終われば戦争も終わりという考えでした。しかし近代からは「戦争がきっちり終わったことを明らかにするためには、当事者同士で条約を結ばないとダメ」ということになっています。

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