第二の能年玲奈に!? 『まれ』好演の土屋太鳳を襲うNHK病

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写真はドラマ公式HPより
写真はドラマ公式HPより

 ここ数年、NHK朝の連続テレビ小説は、ますます存在感を増している。今や、大河ドラマを視聴率でも抜いて、NHKドラマの顔と呼べるほどだ。

 今期の『まれ』も絶好調で、各局のドラマが視聴率10%を超えるのに躍起になっている中で、最高22.7%、最低でも14.6%をマーク。驚くべき数字を誇っている。

 そんな『まれ』主演の土屋太鳳(20)は、放送開始時は無名な役者だったが、人気・知名度ともに急上昇。10月スタートの池井戸潤原作ドラマ『下町ロケット』(TBS系)のヒロインにも抜擢された。ギャラは3倍にも跳ね上がったと、9月1日発売の「FLASH」(光文社)が報じた。

朝ドラヒロインのリスク

 朝ドラのヒロインとなれば、価値が上がり、ギャラが上昇するのは自然な流れ。影響力が大きいとあって、芸能事務所としては何としてでも手に入れたいポジションだ。

 しかし反面、朝ドラ特有のリスクもつきまとうと関係者は語る。

「NHKの朝ドラといえば、ギャラの安さが有名です。どれだけ実績があっても、NHKへの貢献度が低ければ一時間10万円前後。民放なら新人でも100万円程度で、10分の1のギャラになります。そして、殺人的なスケジュールが組まれます。朝から深夜まで撮影が入り、休みはほぼなし。体調を崩してしまう出演者も多いですね」

 それゆえ、朝ドラの仕事の後は、しばらく仕事を抑えるケースもあるようだ。吉高由里子(27)がいい例で、一種の燃え尽き症候群に陥っていると報道もされている。

 さらに、別の危険性もある。

「ドラマがブレイクすればするほど、イメージが固まって、逆に女優としての幅が狭くなります。これを抜け出せず、精神的に追いつめられてしまうことも。また、事務所側としては、イメージを崩したくないために、役柄を制限したり仕事を選り好みしすぎて、ブレイク後の流れに乗り損ねてしまう。そうなると、再浮上は厳しくなる」(前出・関係者)

 その最たる例が、いまだ「あまちゃん」女優として認知されている能年玲奈(22)だ。現在、彼女は所属事務所とのいざこざから芸能活動を干されている状態だが、朝ドラ主演の影響も無関係ではないだろう。

 国民的女優へのチャンスとして芸能事務所が狙うその座は、女優に深刻なダメージを与えてしまう危険性もあるようだ。

(取材・文/タナカアツシ)

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