日本のトップ1%の年収は1300万円?統計データでわかる真実 (1/2ページ)

Suzie(スージー)

日本のトップ1%の年収は1300万円?統計データでわかる真実

現代社会においては、無数の情報に埋もれることなく、それらをうまく使いこなすことが重要。そして、そのために求められるのは、情報を整理するための「枠組み」。

それが、『あらゆるニュースをお金に換える 億万長者の情報整理術』(加谷珪一著、朝日新聞出版)のコンセプトです。

つまり著者は本書で、情報をお金に変える「枠組み」の使い方を説いているのです。

大半の人はトップ1%の人をイメージできない

少し前、フランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』(みすず書房)がベストセラーになりました。

ここで扱われているのは格差問題ですが、世間で語られているピケティ論をなにも考えずに聞いてしまうと。「お金持ちがますますお金持ちになっている」と考えてしまいがち。そもそも日本には当てはまらないという意見もあるでしょう。

ピケティ氏の基本的な主張は、豊かな人とそうでない人との差が拡大していて、上位1%の人が得る所得の割合が年々上昇しているというもの。

その原因は、いつの時代も資産の収益率(r)が所得の伸び(g)を上回っていることであり、これによって資産を持つ人が有利になっていることだとしています。

そこでピケティ氏に関する多くのコンテンツは、格差是正の必要性を訴えるのです。

しかし、こうしたコンテンツを消費している人の大半が、「トップ1%の人とは具体的にどんな人なのか」をイメージできていないと著者はいいます。

でも情報を使いこなせる人は、それを具体的なイメージに落とし込めるはず。

情報確認する時はまず統計データを当たろう

では日本において、ピケティ氏がいう1%という富裕層はどのような人たちのことなのでしょうか? この問いについてある識者が「1,300万円」と答えたところ、多くの人が「そんなはずがない」と反論したそうです。

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