インテリアでは明かりにこだわって! 「蛍光灯色」と「白熱灯色」の性質で「脳にいい部屋」を作る方法

学生の窓口

部屋の照明はどのくらいこだわって選んでいますか? 引っ越ししたときは「明るければ良い」と思っていても、だんだん不満になってくることもありますよね。照明のデザインだけでなく、色にも注目してみましょう。あまり予算をかけずに部屋の印象を変えることができますよ。

■青っぽい蛍光灯色は集中力アップ

キッチンやリビングで勉強していて、昔のように集中できないと思った経験はありませんか? それ、デスクや騒音のせいだけじゃなくて、照明の色のせいかもしれませんよ。

集中したいところに適した色は、蛍光灯色の中でも「昼白色」と呼ばれる青っぽい白色です。白色照明の「青っぽさ」とか「赤っぽさ」を表すには「色温度(単位はK:ケルビン)」という指標があって、勉強部屋には色温度の高い照明が良いでしょう。具体的には6,500Kあたりです。ちなみに「昼光色」は昼間の太陽の明かりくらいの白色で、5,000K程度となっています。照明を選ぶ場合、ワット数とか明るさを気にするだけじゃなくて、色温度にも注目してみたいものです。

■赤っぽい白熱灯色はリラックス

リビングにぴったりなのは、ほっとリラックスできるような赤みがかった白熱灯色、電球色です。夕焼けを見て癒されるのは人間の太古からの記憶のおかげです。リビングや寝室に赤っぽい照明を入れることによって、脳内にリラックス物質が分泌されます。白熱灯の色温度は低く、3,000K以下くらいになります。自然の夕焼けは2,000K程度だそうです。

リラックスする場所では、明るさは低くした方が良いでしょう。白熱灯が明るすぎると、暑苦しい印象が生まれてしまいます。暖炉の明かりとかロウソクの明かりは、ほのかだからリラックスさせてくれるんですよね。

■照らし方を考える

照明でもう一段上を考えたいのが「照らし方」です。専門的には配光パターンと呼び、間接照明もその一つですね。昔から日本で親しまれている一般的な「電気」は、カサを用いた直接配光です。最近人気の間接配光は、光を天井や壁面に当てて部屋をやさしく照らします。他にも拡散配光と呼ばれる照らし方があって、たとえば提灯とか行燈がわかりやすい例ですね。電球のまわりに球形のシェードを配置したりして、柔らかい光で照らします。部屋の中心になっている照明も間接照明や拡散照明にすると、部屋全体がふんわりと明るくなります。「上から照らされる」感じがなくなるので、リラックスしたイメージに近づくでしょう。

部屋にこだわりがある人は、照明にもこだわりがあります。何か物足りない感覚があるのなら、インテリアの中でも照明を考えてみてはいかがでしょうか。

(ファナティック)

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