本田圭佑のミラン酷評に「説得力ゼロ」「口田圭祐」とツッコミ続出
ACミランのMF本田圭佑が4日(現地時間)、4-0と大敗したナポリ戦で出場機会なしに終わり、日本のメディアを通じて「再建はほど遠い」「ナンセンス」などと怒りをぶちまけた。怒りの矛先はクラブのみならず、現地のメディアやサポーターにまでおよんだ。ガチ批判のオンパレードに、日本のネットユーザーから多数ツッコミが出ている。
監督の爆笑会見に激怒? 本田の口撃にファンはドン引き
本田激怒の背景には、前日の爆笑会見があるのではという意見もある。インフルエンザで3日間発熱して練習を休んでいることをシニシャ・ミハイロビッチ監督は本田を名指しで「ダメなサムライ」と皮肉り、イタリアメディアの笑いを誘った。翌日、大敗を喫した後、ミックスゾーンに姿を現した本田は、
「何で出れなくなったか分からない。こういう試合をやっていて出れるチャンスがないのがおかしい。イタリアのメディアの大問題だと思うんですけれど、誰がいい、誰が悪いというのをこういう試合で話すのがナンセンスですよね」
「シティやパリ・サンジェルマンぐらいお金を使うか、もう少しストラクチャーの部分で見直していかないといけない。でも、選手が気づいていてもこのチームは変わらない」
「僕はファンの拍手のタイミングを見ていても、勝つことだけに左右されているファンだなと気づく。内容など見ない。勝てば拍手する」
と、まるでイタリアサッカー界にかかわる全ての人間を敵に回すように批判連発。本田の“口撃”に対して、ネット掲示板では「これアカンやろ。ブレーキ壊れとるやん」「絶対干される」「言ってることは正しい」「前日の爆笑記者会見。相当ムカついてたんだろうな」と心配やドン引きの様子を示している。
本田は今季、トップ下での出場機会を増やしているものの、得点はコッパ・イタリア3回戦のペルージャ戦(8月17日)に記録した1ゴールのみ。昨年も、開幕時にゴールラッシュを演じたがその後のパフォーマンスは尻すぼみ。低調な動きを見せると、イタリア現地のメディアからすかさずバッシングの嵐が吹き荒れる。そんなイマイチ調子の上がらない本田が批判コメントを連発しているだけに、“意見は正論”と認めるネットユーザーが多いものの「本田さん説得力ゼロっす……」「背番号10番はいつになったらゴール決めるの?」「口田圭佑」とツッコミが多数噴出している。
「VVVフェンロー(フェーフェーフェーフェンロー)に在籍した頃から、代表では俊輔とバチバチやり合ったりして“ビッグマウス”なんて呼ばれていましたが、『自分が成長するために、もっと(問題点を)指摘してほしい』なんて発言して、謙虚な姿勢も見せていました。今はクラブ経営にもたずさわるようになり、余計イタリアサッカー界の悪い部分が見えてしまうのかもしれませんが、一度初心に立ち返って、選手としてもう一花咲かせてほしいです」(スポーツ記者)
2010年南アフリカW杯のイケイケの頃から「ビッグマウス」「本田△(本田さんかっけー)」とあだ名され始めた本田。早く周囲に結果を示さないと、「口田圭祐」が新しいあだ名になるかも?
(文/蒼木学)