110歳まで生きるために必要なのは何?長寿の意外な秘訣が判明 (2/2ページ)

Suzie(スージー)

「しかし30年長く生きるためには、特別な遺伝子を持っている必要があります」

現在世界最長寿とされている122歳のジャンヌ・カルマンさんは、たびたびタバコを吸ったりワインを飲んだりするそうです。

また、110歳になる直前に亡くなった、カーンさんのお姉さんも、80年に渡ってタバコを吸っていました。ここまで長生きする人には生活習慣はあまり関係ないようです。

■長寿で重要なのは遺伝子の組み合わせ

研究者の間では、90歳まで生きるには、2~30%ほどは遺伝子の影響が大きく、7~80歳まで生きるには、環境や生活習慣の影響が大きいと言われています。

そして、90歳以上まで生きるためには、特別な遺伝子が必要だと考えられています。これは努力ではどうすることもできない部分なのだそうです。

それはあるひとつの遺伝子ではありません。研究では801人の100歳以上の人の遺伝子が分析されました。すると、281ほどの遺伝子の組み合わせに共通するものが見つかったのです。

特定の遺伝子が必要なのではなく、ある一定の組み合わせを持っていることが重要だということ。宝くじと同様に、2つだけ番号が合っていてもあまり大きな金額になりません。

すべての桁の組み合わせがそろっていることが重要なのです。

遺伝子の組み合わせとあっては自分ではどうすることもできませんが、少なくとも80歳くらいまでは、生活習慣の改善で生きることができそうです。元気に長生きしたいなら、やはりまずは健康な生活を送ることが重要。

しかし長生きする人が多い家系なら、多少の無茶は大丈夫かも? 一度自分の家系の平均寿命を計算してみるのもおもしろいかもしれません。

(文/スケルトンワークス)

【参考】

Centenarians aren’t your average human beings-GULF NEWS 

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